前回はアコギとエレアコについてご説明しました。
今回はガットとエレガットについてお話したいと思います。
ただ、そもそもガットギターに興味がある人は少ないと思うので、ガットとエレガットの違いというよりは、そもそもガットギターで何ができるのかというお話をします。
ガットギターをやるかやらないかは簡単です。
以下のジャンルがやりたい人はガットギターを買いましょう。
・クラシック
・フラメンコ
・ボサノバ
上記に興味がない人はガットを持つ必要はありません。
さらにガットとエレガットに分けると、
・クラシック、フラメンコ
→ガット(生)
・ボサノバ
→ガット、エレガット
まずクラシックをエレガットで弾くことは絶対にありません。
クラシックなら生のガットギターで間違いありません。
フラメンコもそうだと思いますが、個人的には詳しくないので、もしかしたら近年エレガットを使うことが増えているのかもしれません。
そこは自分で調べてみましょう。
ボサノバに関してはややエレガットの方が使い勝手がいいかもしれませんが、ガットでも問題ありません。
ちなみに、クラシック、フラメンコ、ボサノバはアコギではできません。
サウンドが違うからです。
クラシックをアコギで弾くというのは、例えるならショパンをエレクトーンで弾くようなものです。
ガットギターは、かなりジャンルが限定されたギターです。
ですので、ノリでガットからはじめるのはやめといた方がいいでしょう。
クラシックの演奏を観て衝撃を受けたとか、どうしてもフラメンコが弾きたい、あるいはガットの音色が好きでたまらない……といったはっきりとした目的意識があれば別ですが、そうでなければエレキかアコギにしておきましょう。
ということで、本シリーズでは以後ガットギターについて言及しません。