若者がギターソロを飛ばす問題が話題になっている昨今、僕も以前自分なりの意見をブログに書きました。
その後ふと思ったことがあります。
ちょっと待てよ、ギタリストはギターソロを飛ばすなんてけしからんと憤慨してるけど、ギターソロ聞くために歌飛ばすギタリストっているよな。
百歩譲って歌は飛ばさないにしても、『歌とかめんどくせーから早くギターソロ来いよ』って思ってるギタリストは今も昔もたくさんいるはず……
そう思った瞬間、聖書の一節が頭をよぎりました。
ヨハネ福音書第八章三~十一節に、有名な「姦通の女」という話があります。
あるところに姦通(今で言う不倫)をした女がいました。
キリストがいた当時の法律では、姦通を犯した女は皆で石を投げて死刑にすることになっています。
その場面に遭遇したキリストは「あなたたちの中で罪を犯したことのない者だけが石を投げなさい」と群衆に向かって言ったとか。
キリストが現代に生きていたら、ギターソロを飛ばす若者に憤慨するギタリストに対して「あなたたちの中でギターソロを聴くために歌を飛ばしたことがない人だけ文句を言いなさい」とおっしゃるでしょう。
僕はクリスチャンではありませんが、変なところで聖書の深淵さを思い知りました。
かくいう僕も思い起こせば10代の頃はギターソロ聞くために歌飛ばしてましたねえ……。
まあ僕はギターソロを飛ばす行為には「そんなもんか」としか思いませんが。
ギターソロを飛ばすなんてけしからんと怒っているギタリストは、自分がギターソロ以外のパートを飛ばしたことがないか、よくよく考えてみましょう。