少し前、オーディオをCambridge audioで統一しました。
そして、ここから出てくる音を「自分の音」と決めました。
このデヴァイスから出てくる音が、自分にとっての基準にするということです。
もちろんもっといい音はあるんでしょうが探せばきりがないし、時間がもったいない気がします。
そうして「自分の音」を決めると、いろんなことがすっきりしてきました。
まず、『今はこの音だけど、他のオーディオで聴いたら…』と悩まなくなりました。
そして、無理矢理でも絶対的な基準が決まると、いろんな音楽について「これはこういうもの」「これはいい」「これはダメ」と次々価値を決定できるようになりました。
長年ずーっと絡まっていた糸がすっとほどけたような感じです。
もちろんこれは30年の音楽歴やプロとしての認識、これまで聴いてきた音源、使ってきたデヴァイスなどの歴史があってのことです。
音楽歴2年ぐらいの高校生が「iphoneから聞こえてくる音が俺の音」と確定するのは違います。
じゃあ何年かけてどの程度音楽と向き合い、何台オーディオを試したら再生機器を確定できるのかというと、それは分かりません。
年齢でいうと早くても30代でしょう。
それまではできるだけいろんな音楽をいろんな環境で聴いて(楽器やるかどうかは不問)、いろんなオーディオを試してみるべきです。
仮にミュージシャンを目指す人(既に仕事している人)が30代で自分のオーディオ=自分の音が確定したら、かなり早いと思いますよ。
そこから自分の音を基準として音楽を作っていけば、自分だけの音を持ったクリエイター、ミュージシャンになれる気がします。
オーディオなんて多すぎて何がいいのかわかんないし、あれこれ買い換える金もないという人は、僕と同じCambridge audioがおすすめです。
僕が持っているのはこちら。