Bluesにもいろいろありますが、スローテンポのやつが一番難しいと思います。
シャッフルだったり、アップテンポだとある程度勢いとかテクニックでごまかせるんですが、スローはモロに地が出てしまうので、ごまかしが効きません。
てことでずっと苦手だったんですが、最近なんとなく弾けそうな気がしてきたので、撮ってみました。
今年手に入れた新しい機材や改造後のギターもまだ録ってませんでしたしね。
スマホ:iphone12
マイク:SHURE MV88
ギター:プロトタイプ(今年ハムバッカーに換装)
アンプ1:STRYMON IRIDIUM(round)
アンプ2:ROLAND Blues Cube
STRYMONで音を作って、Blues Cubeはスピーカーとして使っている感じです。
後ろに見えているFenderにはつないでいません。
スローなブルースに必要なのは、色気だと思います。
酒、煙草、落ち着いたバー、大人の包容力とちょっと危険な香り、落ち着いた様子とその奥にあるギラギラ感……。
そんなイメージが湧いてきたら成功です。
それをギターで出すのが難しいのですが、ちょっと出てきたかなという気がします。
まだあれこれ忙しく弾いている分まだ小僧な感じがありますが。
新しいピッキングも役に立っていますね。
いろんな種類の当て方をしていて、ちゃんとそれが録音に乗っていたので、安心しました。
IRIDIUMの反応の良さも相まっているのでしょう。
個人的には、音をどこから拾ってきてどう出すかを苦心しました。
物理的な問題ではなく、弾いているときの意識の問題として。
色々試して撮ってみたんですが、最終的に自分の意識の奥から音を拾ってきて、独り言のように自己完結するみたいな弾き方で動画のようになりました。
外に出す感じにするとたぶんもっとうるさくなります。
ロックっぽく弾きたい人は外に出す感じにすればいいのでしょう。
やってみて、そういえばBLUESってある種の内向性がある音楽だと改めて気づきました。
これは日本人の内向性とも通じるところがあるような気がします。
この辺を探れば日本人でもBLUESが弾けるのかなーとちょっと希望が見えてきました。
BLUESは難しいです。