僕が長年研究してきた楽器のための身体操作、特にここ4年で発見した腕や指の使い方が、最近横浜ギター教室を介してギター以外の楽器奏者にも広がっています。
今のところベースのフィンガーピッキング、ドラムのスティックコントロール、ヴァイオリンのボウイング、オーボエのフォーム、チャップマンスティックのフォームなどを指導し、「演奏がやりやすくなった」「疲れなくなった」「音がよくなった」 などといった反応がありました。
ちなみにヴァイオリンの方(プロ)は歴60年だそうで、最初は僕が提案した親指の使い方に対しヴァイオリンのセオリーや過去の文献などを挙げて反論していましたが、試してみたら弾きやすくなったと実感され、びっくりされていました。
最初否定されたときは正直『やっぱ他楽器のプロに指導するのは無理か……』とへこみましたが、その直後に僕の提案したフォームに効果があると認めてもらえたので安心しました。
実際プロの人の方が貪欲で柔軟ですから、本当に使えるとわかれば一発で認めてくださいますし、シビアな感覚で検証してもらえるのでこちらとしてはありがたいことです。
このように、自分の楽器独自の文化では分からないことはたくさんあります。
ヴァイオリンのような歴史のある楽器でもどうやらまだまだ身体操作に関してはつけいる余地があるみたいです。
楽器奏者でプロ・アマ問わずフォームに悩んでいる方がいたら、ぜひ一度教室までお越しください。