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好きなことをやっていれば後悔はしないが、自分の気持ちに嘘をつくと後々必ず後悔する


八幡謙介ギター教室in横浜

前回、好きなことをやっていれば成功しなくても後悔はしないと書きました。

k-yahata.hatenablog.com

では逆に、後悔したことは何だろうと考えてみました。

いろいろありますが、それらの根源は自分の気持ちに嘘をつくことです。

 

僕はわりと好きなことややりたいことをちゃんとやってきた方なので、「好き」「やりたい」という気持ちを押し殺して我慢するということはあまりしてきませんでした。

また、そうしたことに関して人に相談するということもしなかったし、馬鹿にしてくる人も無視してきました。

もし仮に他人の反対や中傷なども真に受けて自分の気持ちを偽り、やりたいことを我慢してきたとしたら、今頃死ぬほど後悔していたでしょう。

それ以外に、今でも後悔していることがあります。

それは友達付き合いを重視して好きでもないものを褒めたことです。

ほんの些細な嘘だし、それによって誰も傷つかないどころかハッピーになれる嘘なのですが、僕は今でもそのことを後悔しています。

自分がよくないと思うものを良いと言うことは、それまで自分が築き上げてきた美意識や価値観を否定し、足蹴にすることに他なりません。

例えば、仕事として何かの批評やレビューを依頼されたら、よっぽどひどい作品でないかぎりできるだけいいところを探して書くでしょうし、後悔もしないでしょう。

しかし、仕事でもなんでもないところで、自分という人間が「これはいいものだ」と嘘の表明をしてしまったことで、自分が芸術や表現に関わってきた時間や労力に、修復不可能な傷をつけてしまったように感じ、今でも心が痛みます。

 

とはいえ、芸術や表現に関わっている人は、自分の気持ちに嘘をつき、よくもなんともない作品を褒めるなんてことは日常茶飯事でしょう。

それはそれで気持ちは理解できます。

しかし、日常的に自分の気持ちに嘘をついていると、自分の価値観はズタボロになっていきますし、必ず後悔します。

友達関係が大事な人はそれでもいいでしょう。

それよりも、作品や創作、表現が自分にとって重要であるという人は、自分の気持ちに嘘をつくのはやめましょう。

 

そもそも芸術なんてものは友達がゼロになってからがスタートです。

それに耐えられない人はやめといた方が良いです。