これも自戒を持って書きます。
ジャズミュージシャンは総じてMCが下手です(ヴォーカルは別)。
基本的にそんな訓練をしてきてないのと、「MCで楽しませる」という意識がゼロだからです。
ずいぶん前に某所で観た有名なアーティストも、演奏は凄かったんですがMCが中学生の出し物レベルで、かなりもやもやしました。
このMCについてもジャズミュージシャン側からの公式な回答が用意されています。
「お笑いをやってるんじゃない、音楽をやっているんだ。だから音楽だけを聴きに来てくれ」っていう例のやつですw
はいはい、僕もそう考えていました。
けどやっぱりこれって言い訳なんですよね。
MCも衣装も全部含めてライブなんです。
ヴォーカルの方はおそらく全員そういった意識でやってらっしゃいます。
しかし、楽器のプレイヤーはほとんどがアウトです。
はい、僕もそうでした(衣装はそれなりに気を使ってましたが、MCは全然ダメでした)。
で、「俺は音楽をやってるんだ!」と心の中で言い訳……
ただ、観客側に廻ってみると、僕みたいにきっちりジャズをやってきた人間でも、ライブの演奏だけが凄くてMCがぐだぐだだと、もやもや感が残ります。
一方、演奏もMCもいいライブはかなり鮮明に記憶に残ってくれます。
ひとつ例を挙げると、小沼ようすけさんは凄くよかったです。
悪い例は控えます。
逆に考えると、まだまだ発展途上のアーティストでも、MCを練ってライブに挑めばある程度お客さんは掴めるのではないかと思います。
まあ逆に本当に一言もしゃべらないというのもそれはそれでかっこいいと思いますが。
しゃべるならちゃんと、しゃべらないならしゃべらない、どちらかに徹底すればいいのではないかと思います。