速弾きの意義 身体操作の検証として速弾きを練習する

「速弾き」という奇妙なジャンルがあるギターの世界。

この「速弾き」について、僕が前々から提唱している考え方を述べておきます。

 

結論から言うと、速弾きは「身体操作の検証」として取り扱うべきものだと考えます。

簡単にいうと、「ここをこうしたから弾けた、ああしていたから弾けなかった」を明らかにすることです。

 

速く弾くためには、相当リラックスして精密に弾く必要があります。

そこで、自分が十分リラックスできているか、身体を精密に扱えているかを検証するために速弾きを試してみます。

なぜ速弾きかというと、単純に、技術的に困難だからです。

フレーズはまあ何でもかまいません。

大事なのはそのフレーズが「弾けた」ではなく、弾いているときに自分はどう身体を使っているのか、です。

弾けることが目的となると、その目的さえ適えばOKとなってしまいます。

しかし、そうやってフレーズが弾けた後に残るのは「このフレーズが弾けた」という事実だけです。

そこで終わってしまうと、そのフレーズから何を学んだのか、それが何に応用できるのか、といったことが全く見えてきません。

一方、目的を身体操作にすると様々なことが見えてきます。

 

たとえば、最初は押弦が強かったから左手が追いつかなかった、しかし押弦をソフトにしていくとだんだんついてくるようになったとします。

ここで、「左手が追いつかない場合は押弦が強い→それを弱めれば解決する」という法則が手に入ります。

そうして、別のフレーズを弾いているときに、同じ問題に直面すれば、『あ、あのときと同じだな、じゃあ左手が強いのかも』とすぐに解決作を立てることができるようになります。

こういった身体操作の法則を何十、何百と知っていれば、困難に直面したときにすぐに対応できるようになり、スランプ回避につながります。

また、そういった蓄積をレッスンで指導したり、教本としてしたためることも可能です。

速弾きという困難な作業(?)を、身体操作を検証しながら克服していくことで、様々な法則が発見できます。

そして、それらは他のプレイにも十分応用可能です。

速弾きをやる人はただ「弾ける」を目指すのではなく、様々なアプローチを検証し、「ここをこうしたからこうなった」という法則を掴むようにしていくべきです。

それが速弾きの意義だと僕は思います。

「弾けたぜ、イエーイ!」はどうせすぐに厭きますからw

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