「ストラトもう1本欲しいなあ」とぼやいていたら、たまたまフェイスブックで「売ります」というのを発見し、数度のやりとりの後即購入しました。
こちらです、
メーカーのロゴはありません(そこがまたかっこいい)。
元オーナーさん曰く、40年近く前のフジゲンのプロトタイプだとか。
スペックは、ボディとネックがマホガニー、指板がハカランダという、木材に無頓着な僕でも「まじか!」という逸品。
ワシントン条約がなんたらかんたらで、今では作れないそうですね。
さて、サウンドですが、とにかく太いです。
シングルコイルのストラトでこの太さはなかなか出ないでしょう。
しばらく弾いて、いつものダンカンを弾いてみると、「あれ、こいつこんなペラかったっけ?」と思ってしまうほどです。
ダンカンは決して「太い音」ではなかったんですが「ペラい」という印象でもなかったはず……。
キャラクターは、Fender系のブリンブリンしたところを削ってマイルドにした感じ。
そこはちょっと上品すぎて物足りないと言えなくもないですが、ブリンブリンの音はフェンジャでも出てるのでそれが欲しければ持ち替えればいいだけです。
あと、サスティンが異常に長いです。
木のせいなのか、他の要素もあるのか、それはわかりませんが。
歪ませてチョーキングすると、音が劣化せずいつまでもカキーンと伸びていきます。
早めに劣化していく音も好きなんですけどね。
ネックは太めで、ちょっと幅も広く感じます。
ストラト好きなら問題ないでしょうが、敬遠する人もいそうですね。
そこも僕には全く問題ありません。
細すぎるネックだと逆に弾きにくく感じますし(イングヴェイモデルとか)。
ひとつだけ気になるのは、カラーですかね。
個人的に、ストラトはくすんだ原色が似合うと思うので。
まあそれはいつでも変えることができるので、やはり問題ありません。
と、スペック的には文句のつけどころがないので、試奏して5分足らずで購入を決めました。
お値段は……伏せておきますが、まあ僕が買える値段ってことでw
お店で売ったらとんでもない値段付きそうですが……。
同等のギターを買おうと思ったら、3倍、4倍ぐらい出さないといけないでしょう。
ということで、何かの縁で巡り巡って僕のところに来たこのギター。
ちょうど僕と同い年(1978年生まれ)ぐらいみたいですし、大切に弾きこんでいきたいと思います。
ストラト3本そろい踏み!右がダンカン、左がフェンジャ(ジャパエク)。
知らない人は「同じギター3つも買って……」と言いそうですが、それぞれ本当に個性があって面白いです。
*追記
こちらのギターを改造しました。