以前からPCでちょっとした作業をする際に悩んでいたことがありました。
それはショートカットの使い方です。
僕はWindowsユーザーで、まあそれなりにショートカットの知識もあります。
多用するのは、
ctrl C
ctrl V
ctrl Z
ctrl S
win shift E
win V
あたり。
あとマウスもゲーミングマウスにいろんなショートカットを割り当てています。
そっちはいいとして、キーボード上のショートカットって便利とはいえ、いちいちキー2つとか3つ押さえるのが億劫なんですよねえ。
よく間違えるし、毎回視線をキーボードに向けないといけないのも地味にストレスになり、長時間の作業になってくると作業効率も落ちてきます。
そこで、奮発してプログラマブルキーボードを買ってみることにしました。
中国製のメーカーですが評判がよく、そこまで高くもないので思い切ってポチ。
実物はこんな感じです。
75㎝×75㎝ぐらいで大人に手にはすっぽりおさまるちょうどいいサイズ感です。
キーは一般的なキーボードよりはやや大きめ。
シンプルかつシックなデザインです。
商品は綺麗な箱に入っており、梱包も丁寧。
開封が気持ちよかったです(写真撮ってない…)。
最近の中華製品はちゃんと行き届いていますね。
付属品は説明書とUSBケーブルのみ。
USBはTypeCで、長さは1.4mぐらい。
基本デスクトップ仕様ですね。
もう少し長さが欲しい人は長めのケーブルを同時にポチっといたほうがいいです。
インストールはまず説明書にあるサイトからアプリをDLし、あとは製品をつなぐだけでOK。
変な登録とか認証は一切ありませんでした。
アプリ画面がこちら。
右側の項目を開きます。
例えば「マルチメディア」。
ここから使いたいコマンドをドラッグ&ドロップしてキーに割り当てます。
例えば、「再生/一時停止します」をプログラムしてみましょう。
これをマウスでクリックし、任意のキーにドロップします。
自分なりのショートカットをカスタマイズすることもできます。
使えるキーは最大で4つまで。
例えば僕が使っているのは、<ctrl+t+ctrl+v>です。
先にあるワードをコピーしておき、上記をプログラムしておいたボタンを押すと、先ほどコピーしたワードがペーストされている状態で新しいタブが開きます。
その他用途に応じて様々な組み合わせが考えられます。
さて、実際に使ってみると、これがもう最高でなんで今まで使わなかったのが不思議なくらいです。
キーボードのキーをふたつ押すショートカットがキーひとつになるだけなんですが、そこには天と地の開きがあります。
これは使ってみないと分からないかもしれません。
特に感じたのは、Vaydeerを使うことで盲牌ができるというのが大きいです。
通常のショートカットだと、絶対に一度は視線を下げないと押さえられないのですが、Vaydeerだと9つのキーしかないので手探りで今どこのキーを触っているかが分かるのです。
だから視線を下げなくてもショートカットキーが使えるんです。
「なんだそんな程度…」と思うかもしれませんが、これがかなりのストレス軽減に役に立っていることが分かりました。
本機は6つのレイヤーをプログラム可能です。
つまり仕事用、プライベート用などでも使い分けられます。
個人的にはレイヤー1だけでわりと十分ですが、いろんなシーンでいろんな作業をする人には便利な機能でしょう。
本機の特徴として、「フローティングウィンドウ」が挙げられます。
これはPC上に自動で表示されるウィンドウです。
この画面がブラウザの右下に表示されます。
これにより、現在プログラムしているキーが一目で分かるようになります。
こちらは消すことも可能です。
消したい場合はコントロールパネルの「∧」記号をクリック、
Veydeerロゴを右クリック、
↓フローティングウィンドウが消えた状態。
プログラミングキーボードを使ってはじめて気づいたんですが、従来のショートカットを使うとき、左手をやや開くので、何度もやると筋肉が疲労していきます。
ctrl+vを押している状態。
人指し指と中指の間がやや開いています。
普通の人にはどうってことないかもしれませんが、ミュージシャンとしてはこの開きを一日に何度もやっていると前腕に疲労が溜まるのでNGです。
これははじめて気づきましたねえ…
ミュージシャンでPC作業をする人はプログラミングキーボードを使う意義はかなりあると思います。
このVaydeer社、今回初めて知り使ってみましたが、製品といいアプリのUIや機能といい、めちゃくちゃ秀逸で行き届いていてびっくりしました。
少し前までは「中華製品も最近はあなどれないな」ぐらいに思っていましたが、もう今やそれも古い考え方なんでしょうね。
そして、このレベルの製品すらまともに製造できない日本……
いや、なくはないんですが、Amazonで見た瞬間『いらんわ…』と思ってしまうものばかり(無駄に発光するやつとか、やたらキー多いのとか)。
もうちょっと日本のメーカーにも頑張ってほしいです。
他のVaydeer製品も面白そうなのが結構あるのでチェックしてみてください。