横浜ギター教室では、最近は基礎練習を一通り終え、実践編として好きな曲をやる生徒さんが増えてきました。
で、課題曲のガンズやエアロなどを改めて聴き、コピーしてみると、原曲の演奏にあるいびつさをちゃんと汲み取って再現することが重要だと再確認しました。
例えば、ガンズのSweet Child O'mineという曲ですが、
このイントロを、綺麗に弾く(それぞれの音をちゃんと分離して)となんとなく違う感じになってしまうんですよね。
GUNS N' ROSES | ガンズ・アンド・ローゼズ - UNIVERSAL MUSIC JAPAN
かといって、コード・アルペジオみたいに音を残すのもまた違う。
ほんのちょっとだけ前の音が残って、一瞬音が混ざって濁る感じがちょうどいいです。
その、ほんのちょっとのいびつさが、ロックンロールのダーディな匂いを醸し出してくれます。
パキパキと綺麗に弾くとロックっぽくなくてなんか興ざめしてしまいます。
こういったいびつさは、ロックの名盤には必ず随所にあります。
ロックギターをコピーする際は、技術よりも、そういったニュアンスを再現することに苦心してみると、よりそれっぽい雰囲気が出ると思います。
上手くて綺麗なだけではロックしませんからね。