八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

久々にブログや動画にコメントを受け付けてみることにした


八幡謙介ギター教室in横浜

僕はずっとブログや動画へのコメントを拒否していました。

随分前ですが、SNS等で嫌な思いをしたからです。

ですが最近いろいろあって、コメントを受け付けてもいいかもと思えるようになったのでこのブログと動画でコメントを解禁します。

なんか言いたい、質問したいという方がいたらお手柔らかにどうぞ。

以下、コメント解禁に至った理由や経緯です。

noteのバズとブコメ

少し前、noteのこちらの記事がバズりました。

note.com

閲覧数が3万程度、ブックマークが519件、ブコメが187件。

中バズぐらいですかね。

b.hatena.ne.jp

僕はもう長年エゴサしておらず(特にSNSで)、このブコメもスルーしようと思ったのですが、久々に自分の書いたものがどう読まれているのか知りたくなって恐る恐る見てみることにしました。

すると、意外とストレートな誹謗中傷的な言葉はなく、まあ悪意あるコメントはかなりあったものの、傷付いたり落ち込んだりすることはありませんでした。

むしろ面白かったのでコメントをまとめて分析したぐらいです。

それがこちら。

note.com

その後「あれ……これならコメントとか受け付けても大丈夫なんじゃ?」と思うようになってきました。

ネットリテラシーの向上

10年前ぐらいのネット空間は本当にひどいものでした。

僕も嫌な思いをいっぱいしたし、ご存じのように亡くなる方や病んでしまう方も多かったですね。

今も傷付く人はいなくなってはいませんが、でも随分ましにはなったのかなと思います。

運営側もあれこれ対策はしているのでしょうね。

読解力の向上

自分自身の読解力も向上したようです。

以前はコメントをストレートに受け取っていた気がしますが、今は書き手の心理が文字の理解と同時に入ってくる感じになっています。

例えば上記ブコメでどうしても僕を弱者男性と認定したがっている人が6~7割ぐらいいますが、そうしないと正気を保てないほど人生に疲弊している様子が行間から伝わってくるので、むしろ大変なんだろうな~と受け止めています。

文章から相手の心理に入っていくと、煽りや攻撃もまた違った様相を呈するので、読解力の向上はコメント耐性につながるような気がします。

小川洋子さんの影響

小川洋子さんの「ことり」を読み、感銘を受けました。

note.com

その後ご本人出演の動画をいくつか見たのですが、その中で「小説を読むときに誤読はない」と断言されていたことに衝撃を受けました。

一応書き手のはしくれとして言うと、これって本当に勇気が要ることなんですよね。

だっておよそ信じられないような誤読をする人がうようよいるんですから……。

冗談ではなく、ブログ記事のタイトルすら読めない人もたくさんいます。

それを認めるということは、ある意味作品の改編を認めるようなものです。

これまで「建設的な誤読なら歓迎する」ぐらいのことを言う作家さんはいましたが、「誤読はない」とはっきり断言する人は小川さん以外まだ見たことがありません。

実は僕も教則本や小説、ブログなどもあれこれ書いてきて、誤読の重要性やおもしろさをようやく理解できてきたところでした。

そこへ来ての小川さんの発言だったので、じゃあ誤読に満ちあふれている(そうなるであろう)コメントもいっちょ解禁して、今後の執筆活動の新たな領域を獲得するために積極的に誤読に触れてみるか、と思った次第です。

匿名じゃないとどうしても僕にリーチできない人たち

かなり前ですが、SNSのアプリかなんかで完全匿名(アカウントすら出てこない)で質問できるものがありました。

試しに使ってみると、それまでの数倍のコメントが来て驚きました。

結局それも悪質なコメントに溢れてきて疲れたのでやめましたが。

あれから10年ぐらい経ちましたが、SNSアカウントの秘匿願望(匿名のアカウントですら相手に認知されたくない、完全捨て垢じゃないと特定の相手にリーチできない)はさらに強まっている気がします。

しかも、アカウントを知られたくない=悪意があるというわけでもなさそうです。

まあ続けてみないと分かりませんが、悪意はないけど完全匿名捨て垢じゃないと僕にリーチできない人がある程度いるんなら、そこをすくい上げる場は確保しておいてもいいのかなと。

それもコメント承認に至った理由のひとつです。

匿名コメントから教室や本などに興味をもってくれたらとちょっと期待しています。

嫌になったらやめます

最後に、当然ですが嫌になったらまたコメント閉鎖します。

そこらへんは気分次第なのでご了承ください。