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感想
有名アーティストのサポートで生計を立てるミュージシャン、通称「Hired Gun」(ハイヤード・ガン)に焦点を当てた作品。
プロミュージシャンならだいたい想像つく(あるいは既に経験済みの)世界だが、世界的アーティストのサポートともなると高低差があまりにもありすぎて冷や汗が出てくる。
前半はサクセスストーリー中心なのでワクワクしながら観られるのだが、あるポイントから悲惨なエピソード中心に変わり、観ているのが辛くなる。
人気絶頂のアーティストのサポートメンバーになり有頂天になっているところ、朝一の「お祈りメール」でメンバー全員一発解雇されたとか、ボスが知らない間に知らないバンドとアルバムを出していたとか、ボスにひどい扱いをされたが、自分がボスになったらバンドに同じ扱いをする人とか……。
しばらくHired Gunをしていたけどあるときもう楽しくなくなっていることに気づき、「もうはちゃめちゃな生活は嫌だ、俺は家にいたい」と演奏から引退した人もいて、「わかる、わかるよ!」と心から共感した。
個人的には、アリス・クーパーが説くHired Gunになれる人の特徴に納得させられた。
バンドで有名になって売れるより何倍も難しい壮絶な世界です。
詳しくは本編にて。
Hired Gun Blu-Ray
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