最近ロックアルバムのミックスを聴くのにはまっていて、懐かしいのから新しいのまであれこれ聴いています。
そんな中で「音いいな~」と心底思ったロックアルバムをご紹介します。
ミュージシャンはもちろん、エンジニア志望の方もぜひこれらのアルバムをいい音で聴いてみてください。
確実に耳の肥やしになります。
・音源
Apple MusicまたはCD(WAVEでPCにリッピング)
・再生
PC
・プリメインアンプ
Cambridge Audio CXA81
・スピーカー
Cambridge Audio SX-50
・モニターヘッドホン
SONY MDR-M1ST
配分はヘッドホン7割、スピーカー3割ぐらいです。
以下、音源に簡単にアクセスするためにYOUTUBE動画を貼りますが、YOUTUBEの音はかなり劣化しています。
Apple Musicと比べてもひとつふたつ膜が張ったようなもやもや感が感じられます。
最低でもサブスクサービスか、できればCDで聴いてください。
あと、スマホで再生するのは論外です。
真剣に音楽をやりたいなら無理してでもまともな再生器機を揃えましょう。
エフェクターを2つぐらい我慢すれば揃います。
詳しくはこちら。
1995年に発売されたミニアルバム。
僕は中学生のときにリアルタイムで聴いていました。
最近ふと思い出して聴いてみると、あまりの音の良さに驚きました。
90年代の音って基本こもっていて、そこまでコンプ感もまだないのが普通ですが、このアルバムは音像がクリアで分離感もよく、全体的に張りがあって迫力のある音になっています。
特にスネアの抜け感はなんとも言えない心地よさがあって、スネアだけでもずっと聴いていたくなるほど。
1曲目のイントロのアコギもずしんと重く、聴き応えがあります。
95年でこの音は驚異的です。
残念ながらエンジニアの名前はどれだけ調べてもわかりませんでした(英語で検索しても不明)。
このへんがサブスク時代の弊害なのかもしれません。
エンジニアの名前を知るためだけにCD買おうかな……(CD持ってる人がいたらエンジニア誰だか教えてください)。
2001年に発売されたLUNASEAのベストアルバム。
PERIOD 〜THE BEST SELECTION〜 - Wikipedia
全曲リマスタリングされており、エンジニアは小泉由香さん。
インタビュー劇場 小泉由香(オレンジ) その一 |日本製のみの市
もう随分前から音に興味がある生徒さんには「このアルバムいいよ」と言ってきましたが、改めて聴き直すとやはりいいですね。
洋楽のような音の張り、それでいてしっかりとした分離感。
歌も生々しさが伝わってきます。
あと僕が感じたのが、各楽器の音が持つ感情を損なわないようにマスタリングされてあるなと。
LUNASEAのメンバーって全員がフレーズとか発音にちゃんと感情を込めて演奏できる人達なので、それが消えると魅力が半減してしまいます。
その辺がしっかり引き出されているアルバムです。
ちなみに、何曲かオリジナル音源と比較しましたが、オリジナルの方がややこもった感じですね。
小泉さんは書籍も出されており、早速ポチりました。
読んだらレビューします。
1999年発売のベスト盤。
音のクリアさが抜群で、聴いているだけで気持ちが晴れてくるようなサウンドです。
全体的に生っぽさというか、ルーム感が感じられるのですが、音が広がりすぎずちょうどいいレベルで、とても気持ちいいです。
サウンド的には大人すぎるかもしれませんが、若い子にも背伸びして聴いてほしいアルバム。
エンジニアは例によってわかりません。
偶然ですが、全て90年代の音楽です(LUNASEAは2001年発売ですが、音源はほぼ90年代)。
ただ、この時代は音がよかったかというとそうでもありません。
むしろロックアルバムの音は悪かったと記憶しています。
あと、2024年の音源の音が悪いとも思っていません。
いい音のロックアルバムはあるんでしょうが、まだ僕が見つけられていないのでしょう。
総じて言うと、いい音でいろんな音楽聴けということです。
特に音楽を仕事にしたいのならそこは絶対です。
上記の音源は絶対に、100%自信を持っていい音だと言えるので、これらをぜひいい音で聴き込んでください。