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楽器の練習を1時間区切りにする合理的な理由を言えるミュージシャンはたぶんいない


八幡謙介ギター教室in横浜

楽器の練習って、ほぼ全員1時間単位で区切りますよね?

人によっては90分の場合もあるかもしれませんが、だいたいみんな「毎日○時間練習する」「今日は○時間練習する」「今から1時間練習して休憩して…」とプランを立てているはずです。

僕もそうしてました。

が、最近ようやくこの1時間の呪縛が解けたので今はやめてます。

今楽器を練習するときは、そのときの練習のポイントを決めて、そこになにがしかの発見があるまでやります。

発見があればそこでやめます。

時間は計っていないのでわかりませんが、20分程度のこともあるし、1時間経っていることもあります。

発見がなかったり、あと疲れたらやめます。

こうすることで、昔より合理的に、健全に練習できている気がします。

 

本題に戻ります。

そもそも練習を1時間で区切る理由って何なんでしょう?

そこに合理的な理由はあるのでしょうか?

少なくとも僕には見当たりません。

強いて言えば、学校の授業がだいたい1時間区切りだからでしょう。

あるいはきりがいいから。

その程度の理由で、毎日体調や気分も違うし、練習内容も違うのに、なぜか皆一様に1時間縛りで練習しているのです。

 

例えば音大とか教室のレッスンなど、時間に対して料金を払っている場合は、毎回同じ時間にする必要があります。

が、個人練習にそんな制約は必要ありません。

成果があったら20分でやめてもいいし、40分で疲れてきたら一度休憩すればいいし、体力や気力が有り余っていれば70分、80分と続けてもいいはずです。

だとしたら、もう時間なんて決める必要すらありません。

 

そもそもの話、なんで個人練習する時間を計る必要があるのでしょう?

時間を計るという行為を探ると、練習の本質とは違う部分が見えてきます。

練習時間でマウントを取りたい、練習時間をクリアして満足したい、義務を果たしたい……

そうなるともう練習することが目的となってしまいます。

 

練習の目的を練習にしないためには、まず何の合理性もない練習の1時間縛りをやめましょう。

あと、アマチュアや学生は仲間と練習時間の話をするのも意識的にやめたほうがいいでしょう。

そこに必ず対抗意識が生まれてくるので。