2023年8月、大谷選手が右肘靱帯損傷というニュースが流れました。
手術をすれば1年以上はリハビリが必要だとかなんとか。
野球はともかく、僕にとっては『あ、来たか』という納得がありました。
そう、等価交換です。
大谷選手の等価交換に関しては等価交換シリーズで何度も取り上げており、既読の方にはおなじみかと思います。
未読の方は下記リンクからどうぞ。
試し読みもあります。
では今回の大谷選手の怪我を等価交換的に考えてみましょう。
まず大谷選手は既に名実ともにベーブ・ルースと並んだとか越えたと評されています。
ということは、ベーブ・ルース並の等価交換が発動されると考えていいでしょう。
じゃあそのベーブ・ルースにはどんな等価交換が起こったのか?
彼は15歳のときに母親を亡くし、9人兄妹のうち7人を早くに亡くしています。
歴史に名を残す人間には、これぐらいの等価交換が必然のようです。
この場合ポイントはふたつ、
①幼少期(だいたい16歳まで)の不遇
②家族の不幸
ルースの場合、幼少期に家族8人を亡くしているので、歴史に名を残すという報酬に対する代価としては十分なものになります。
近い等価交換の例としては川端康成がいます。
川端も20歳までに家族親戚全員を亡くし孤児となったことは有名です。
彼もノーベル文学賞と受賞し、日本文学史に名を残した偉人です。
(他の例など、詳しくは「等価交換の実践 有名人の等価交換」参照)。
では大谷選手はというと、両親はいまだに健在で、いじめや貧困などの話もなく、幼少期の不遇としては東日本大震災で被災したぐらいでしょうか?
もちろん大変な経験だったとは思いますが、本人はもちろん家族も無事だったようです。
ベーブ・ルースのように幼少期において大きな代価は支払っていないと考えられます。
ということで、大谷は代価の後払いタイプだと考えられます。
とここまでが前提。
そんな中、上記のニュースが流れたので僕は『あ、来たか』と思った次第です。
と同時に『全然足りてねーなあ…』とも思いました。
ここまで読んでくれた方にはその意味がもうおわかりでしょう。
歴史に名を残したベーブ・ルース、それと同等の活躍をした大谷、方や家族8人を亡くし、方や肘の故障……。
代価としては全然釣り合いません。
つまり大谷の等価交換はまだまだ全然成立していないということです。
もちろん等価交換にはいろんなパターンがあり、新刊で書いたように代価を散らしたり、御役目に代価を肩代わりしてもらうことも可能です。
ただ、大谷選手にはあまりそういった噂がないので、やはり代価はまだ相当残っていると考えられます。
それがどうやって支払われるのか……正直めちゃくちゃ怖いです。