以前こちらで実際に体験した怪談を書きました。
ふとそれ以外にも不思議な体験をしたことを思い出したので書いておきます。
僕は今までいろんな国のいろんな街に住みましたが、ふと思い返すと全部水に関係していたことが分かって不思議な気分になりました。
順を追って見てみると、
滋賀→湖の町
ボストン→港町
ハンブルク→湖と川の町
アムステルダム→湖沿い、運河の町
横浜→港町
水が好きで選んだということは全くありません。
まあ偶然でしょうが、自分の中ではちょっと不思議です。
あるとき、友人と待ち合わせをしました。
当日現場に行って待っていたんですが、友人が来ません。
当時は携帯もなかったので外では連絡が取れません。
30分ほど待って来なかったのでその日は帰り、友人に後で電話したところ、彼も「行ったよ」と。
僕は自分もその時間に行ったけど君がいかなったから帰ったと言いましたが、相手は絶対にその時間にそこにいたと言い張ります。
お互いに嘘をつく理由もないし、そういう変な関係性でもありません。
あと、分かりやすい場所で待ち合わせしていたので勘違いすることも考えられません。
結局それについては解決せず、また後日予定を立てて会ったと記憶しています。
今思い出しても謎です。
ある夜、僕は明日のレッスン時間を確認していました。
翌日は午前、それから午後14時と15時にレッスンの予約が入っていました。
それを見た瞬間、ふと『15時の生徒さん、もしかして間違って14時に来たりして…』という考えが頭をよぎりました。
なぜそう思ったのかは謎です。
なぜなら15時の生徒さんはあまり時間を間違えることはなかったからです。
また、予約時に14時か15時か迷ったり、最初は14時で打診されてこちらの都合で15時でお願いしたとか、そういった経緯もありません。
しかしなぜかその人が14時に来るんじゃないかという疑念が頭から離れませんでした。
そして翌日、やはりまだ昨夜のことが頭から離れずに朝からレッスンを行っていました。
そして昼食を摂り、ドキドキしながら14時のレッスンに来る生徒さんを待っていると、インターホンが鳴り、モニターを見るとなんと15時の生徒さんが立っていました。
僕はゾっとしたのと同時に、想像通りの展開になぜか安堵したのを覚えています。
そしてその生徒さんにレッスンは15時からだと説明し、時間を潰してもらいました。
なぜこの方が1時間間違えて来ることが分かったのか、今でも謎です。
僕は霊感は一切ありません。
従って霊体験的なものも一切ありません。
そもそも怖いものが嫌いなので怪談も見ないし、ホラー映画も一切見ません。
もちろん肝試しや霊がいるとされる場所にいくこともありません。
しかし、一度だけ危険な場所に出入りしたことがあります。
そこは特に”いわく付き”といった場所ではありません。
普通に町の一区画です。
神社やお寺は近くにありますが、それらに入るわけでもありません(神社はちょっと変な感じなので見ないようにしている)。
個人的にそこが絶好のウォーキングスポットなのでよく行っていただけです。
ただ、その辺を歩くとなぜか不安になったり、異常に疲れたりし、あるときから頻繁に過呼吸になるようになりました。
ちなみに僕は過呼吸癖みたいなものは持っていません。
そこの地域に行ったときだけなぜか頻繁に過呼吸になるのです。
坂道や階段があり、運動不足のせいでそうなっているのだろうと、筋トレをしたり、わざとその地域のきつい坂道を登って脚力を付けて克服しようとしたのですが、間違いなく体力筋力が向上しているはずなのに、やはり過呼吸になったり、そのせいで予期不安が起こったりします。
一方、その地域さえ行かなければなんともありません。
なんでだろう?と不思議に思っていましたが、ふとその地域のある折り返し地点で過呼吸になることが多いことに気づきました。
その折り返しの角にはお寺があります。
そこの塀沿いに歩いているときに過呼吸になるか予期不安でドキドキしてくるのです。
そして、怖くなって引き返し、お寺から離れるとすぐに楽になってきます。
そこから20分30分と普通にウォーキングできます。
その時点になって『もしかして、霊的な何かか?』とはじめて疑いました。
ちなみに僕はスピリチュアル本なども出してはいますが、基本物事は論理的・科学的に考える方です。
ただ、その地域の出来事はどう考えても論理や科学では解決しなさそうなので、そっち方面で調べてみました。
すると、(自称)霊感がある人が言うには、霊的に危ない地域に行くと必ず頭痛や吐き気など何らかの体調不良が出てくるとか……
そ、それやん……
こういうのはあんまり鵜呑みにしないようにしていますが、今回だけは正に当たっています。
ということで、以後その地域には近づかないようにしました。
生活する上でそこに行く必要は全くないので。
それ以来過呼吸にはなっていません。
今考えれば、ウォーキングルートなんて当時いくらでもあったのに、なぜせっせとあの地域に向かっていたのか、その理由が全く分かりません。
なにか悪いものに呼ばれていたとしか思えません。