ここ最近、ジストニアの勉強をしていました。
医学的なことは分からないので、主にジストニアを発症したミュージシャンの動画やブログ、あとそういったミュージシャンの診察をしている医師の動画など。
特にミュージシャンの発信はどれも切実で、明るく振る舞おうとしている人がほとんどですがその奥にある不安や悲壮感がひしひしと伝わってき、ちょっときつくて動画を全部観られないこともあります。
ジストニアの方の演奏を観ていると明らかな共通点があり、僕のフォーム理論で間違いなく治せるという自信もついたので、こうした発信はありがたいなと思います。
動画全盛の時代だからこそ表に出てきた病気といえるでしょう。
さて、そんなある日、部屋でいつものように過ごしていたら、ふと「あれ…もしかして俺ギター弾けなくなってたりして?」と突如不安に襲われました。
そこであわててギターを持ち、弾いてみると……当たり前ですが普通に弾くことができました。
それどころか、これは大丈夫か、あれは大丈夫かといろいろ確認しているうちにフォームについての新しい発見(ごくごく小さいものですが)があり、得をしました。
ただ、こういった「俺ちゃんと弾けるのかな?」みたいな不安ってジストニアの発症につながるらしいので、ちょっとだけジストニアの勉強は中断することにしました。
ジストニアってギタリストとして人ごとじゃないし、フォームには人の何倍、何十倍も気を付けているとはいえ「もしかしたら自分も」という根源的な不安はなくならないので、ジストニアの勉強でその不安を刺激し続けるのは危ないかなと。
とりあえず現時点でジストニア予防、改善の仮説は立っていて、ジストニアかどうかは分からないけどそれっぽい動きをする生徒さんも、僕の説明や練習法をすることで改善に向かっています。
ということでジストニアの勉強は今後必要なときに短時間で集中して行うことにします。