いつも通る道に整体屋だかマッサージ屋だかがありました。
路面で表が一面ガラス貼りになっているので中は丸見え。
それは問題ないんですが、通る度にいつも気になっていることがありました。
細いベッドに患者が寝ていて、それを店員が施術しているんですが、いつ見ても店員が施術しながら外を眺めているんですよねえ……
人の体をいじっている最中に、患者からは見えないからといってそっぽを向いて、たぶん別のことを考えながら施術している姿を見ると毎度毎度「うわぁ…」と思っていました。
それを見ただけでなんか気持ち悪くなってしまいます。
こんなとこで施術を受けても絶対体よくならないだろうなと、そこには一度も行ったことはありませんでした。
そして先日ふとそこを通ったら別の店になっていました。
そら潰れるわな……
コロナで経営が悪化したんでしょうが、個人的にはあの施術態度が原因だと勝手に思っています。
持論ですが、店員がそっぽを向かず、ちゃんと患者さんと向き合い、相手の体を感じながら施術していたらコロナでも潰れなかったと思っています。
人間の身体って相手の意識に勝手に反応するようにできているので(昔そういうのを習っていたから分かります)。
あとついでに言っておくと、そことは違う整体屋に通ってたことがあったんですが、ある店員は冷え症の僕が暖かい日でも厚着していることをいじってきたり、他の店員は『あ、こいつ俺のことアホやと思とんな』と感じるようなことを平気で言ってきたりしたので通うのをやめました。
自分がそういった拒否反応を持っている時点で、そこでの施術が効かないことは明白なので。
そういえば昔京都で何度か通った整体屋も、毎度毎度店が用意する毛玉だらけのクソダサいジャージに着替えさせられるので嫌で行くのをやめました。
これも「人間」が分かっていない例ですね。
「たかだかジャージ、誰の目にも触れないからOK」と思っているんでしょうが、男の僕でもテンション下がるようなクソダサいジャージを着ているだけで気分が下がって施術効果も下がるとは考えなかったのでしょうか?
実際それが嫌で行くのやめたし。
マッサージ系で一番よかったところはこれも京都にあるお店なんですが、そこは雑居ビルではなく京都っぽい町屋作りの一軒家で、二階の施術室は畳敷きの広めの部屋、行くといつも綺麗なタイパンツとふわっとしたTシャツかなんかが丁寧にお盆にのせられて置いてあり、それを着るだけでリラックスできました。
畳の匂い、肌触りのいい服、アンビエント系の音楽、広い部屋……
毎回施術中に寝てしまうぐらい気持ちよかったのを今でも覚えています。
その辺は教室作りにもかなり参考にしています。
どれだけいいレッスンでも、教室が汚い、先生がむさ苦しい、なんかダサいとかだと継続してくれないと思うので。
継続の理由や辞める本当の理由は言ってもらえないのではっきりとは分かりませんが、僕はレッスンの良し悪しに加えて総合的なところにあると思っています。