現在制作が大詰めの「未来撃剣浪漫譚Last Paradise」、恐らく来週刊行できると思います。
何に時間がかかっているかというと、まずは誤字・脱字・誤変換のチェック。
原稿用紙340枚程度の作品なので、直しても直しても出てきます。
既にかなりの量修正したのでもうあっても数個だとは思いますが、最後にもう一度通読して探します。
これがだいたい4日ぐらいかかるので木曜日までやって金曜日に修正。
で、僕のやり方なのですが、一度修正した原稿を2日ほど寝かせます。
その間に頭を休めて、2日後から再度チェック。
そうするとまたフレッシュな気持ちで読めるのでミスが発見しやすくなります。
そしてまた来週月曜日から木曜日で直した原稿をもう一度チェックし、そこで問題がなければ来週末17日~19日あたりで各電書サイトにUPできることとなります。
来週末あたりに本ブログをチェックしていただければどこかで刊行のお知らせをしていると思います。
本作の概要や作者としての試みはこのブログやnoteに書いてきたのでそちらをご一読ください。
これまで書いていないところでいうと、個人的に心配なのは二つ用意したどんでん返しがちゃんと機能しているかどうかです。
なにをどんでん返ししているのかは伏せておきますが、「ええ~!」となったら成功、序盤とかで「ははーん、これがきっと…w」となったら失敗です。
まあたぶん大丈夫だと思いますが。
僕はどっちかというと純文学に影響を受けてきた人間なので、いわゆる驚愕のラストとかどんでん返しみたいなものは、読者を騙して喜ぶ幼稚な趣味として今までほとんど入れてきませんでした。
伏線すら子供だましだと思っています。
「ADAUCHI」も最初からラストが想像できる作品ですしね。
そんな僕が今回どんでん返しや伏線回収を入れたのは、変な純分至上主義が抜けて、やっとエンタメに馴染んできたということなのかもしれません。
日常の中のつかの間の娯楽にあるちょっとした驚きもそれはそれで価値のあるものだとやっと分かってきました。
ということで、読者の皆さんは騙されるかどうか、驚きがあるかどうか試してみてください。
あと、主人公の成長にも注目です。
前作でもうこれ以上ないよってところに到達させたんですが、早速挫折し、そこからまた悩ませて成長させています。
もうここまで来ると技ではなく精神になってくるので、最後の方は観念的で分かり辛いかもしれませんが……到達点はともかく成長の過程は楽しめると思います。
そこらへんも期待してお待ちください。
過去作品がまだの方はこちらの小説サイトから各電書サイトに飛んでDLしてみてください。
追記
刊行しました。