個人的に、カフェはわりと好きな方です。
カフェ巡りをするってほどではありませんが、以前は気分転換によく利用していました。
ただ、コロナが始まってからは一切行かなくなり、ある程度世間のパニックが収まってきた2021年ぐらいに一度行こうとしたらテーブル席でおばちゃんがマスクなしでぺちゃくちゃおしゃべりをしていたのを見てげんなりし、それ以来カフェに行くという概念が頭から消えました。
まあその程度の「好き」ということです。
そこから2年ほど経って、2023年2月には感染者もかなり減少し、政府の扱いもインフルレベルになるということで、コロナにかなり警戒していた僕も気持ちが緩んできました。
そんなある日、ふと「あ、カフェ行ってみたいな」と思い、近所のお気に入りのカフェにふらっと立ち寄ってみました。
正直存在すら頭から消えていたレベルだったんですが、まだ経営していました。
なんか妙に緊張しながらコーヒーを注文し、座って飲みはじめます。
適度な音量の落ち着いた音楽、コーヒーの香り、となりのお年寄りのおしゃべり、3年ぶりだからかそれらがとても強い刺激に感じ、最初はなんか酔っ払ったようにふわふわと酩酊していました。
まあさすがに5分もせずに慣れましたが。
そして、落ち着いてくると久々の環境がいい意味の刺激に変わり、外の往来を眺めていると近所にもかかわらずまるで海外旅行中にカフェで一息入れているような気分になれました。
たった数百円でこんな気分が味わえたのはコロナのおかげかもしれません。
まあでも、もう次はあんな気分にはなれないんでしょうね。
ここからまたちょくちょくカフェに行くのか、それとももう一度あの旅行気分を味わうためにしばらくカフェは控えるのか……悩みどころです。