先輩が後輩に奢るという文化はどの分野にもあると思います。
これについて等価交換的にどういう作用があるのかを考えてみました。
等価交換については本ブログか下記書籍を参照してください。
他人に奢ることは本質的には損なので、等価交換でいうところの代価の支払いと見ていいでしょう。
既に成功している人は成功分の代価の精算、まだ成功していない人は代価の前払いです。
売れてなくて全然お金ないときから後輩に奢っている人が後に大成功したりするのは等価交換の法則によるものです(プラス自分の努力があるのは言うまでもない)。
先輩や上司に奢られるとラッキーですよね。
タダで美味しい食事やお酒にありつけるんですから。
これは等価交換でいうと報酬になります。
当然、報酬を受けた分だけ代価の支払いが必要となります。
つまり、奢られた分だけ必ず悪いことが起こるということです。
芸能人などを見ていると、後輩に奢る人がもっと成功し、いつも奢られている人がいつまでも成功しない、ぱっとしないという構図があります。
これは等価交換的に考えると至極当たり前のことになります。
売れている売れていないに関わらず後輩に奢って代価をバンバン支払っていればそりゃ成功しますし、奢られて報酬ばかりもらっていると当然負債としての代価が貯まっていくので、売れない、成功しないという結果で代価の支払いを行うというのも当たり前です。
改めて考えると、代価の支払いとして後輩に奢るのはちょっとずるいやり方な気がします。
表向きにはいいことでしかありませんが、その実、人を使って自分の代価を精算しているので。
売れない後輩にいつも奢っている芸能人は、面倒見がいい、懐が深いという風に見えますが、実は後輩を利用しているとも取れます。
とはいえ後輩は文字通りおいしい思いが出来ているので、悪いことではないのですが……
ちなみに、一番簡単で人に迷惑をかけない代価の支払い方は…
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