最近ふと気になるものを見つけました。
それがこちら、「おしゃべりジェネレーター」。
評論家・岡田斗司夫氏の声をサンプリングし、テキストを打ち込めば誰でも岡田氏に好きなことをしゃべらせられるというアプリだそうです。
一応本人公認となっていて、ご本人も動画で言及されていました。
本人は「言ってもないことを言わされるんだろうな~」と苦笑いしていましたが、それが分かってても了承するのがこの人のすごいところですね。
さて、これを知った瞬間僕は『やっぱ来たな…』と思いました。
どういうことかというと、僕は以前からレッスンの録音や録画をお断りしていて、Youtube動画も基本顔なしで演奏だけにしています。
なぜかというと、今後はあらゆるデヴァイスにおいて生体認証が進んでいくと想像しているからです。
表情、骨格、目、声などでの認証が進む一方で、悪さをするために動画などで個人の生態データを集めて売る業者、それを買って個人のいろんなデヴァイスに侵入する輩なんかも出てくるでしょう。
あと、いずれ他人の容姿や声を勝手に合成して遊ぶジェネレーターが出るだろうなとも思っていました。
こちらが先にできたのは驚きでしたが、一方で『来たか…』と変に納得してしまいました。
まあ自分の小説でも一度シミュレーションしていますが、気になる方はこちらをどうぞ。
この「おしゃべりジェネレーター」、しばらくはいろんなメーカーが本人了承の上で作成し、芸能人や有名人が小遣い稼ぎに声を提供していくのでしょうが、近いうちに誰でも動画数本ぐらいの情報で他人の声や姿を思い通りに操れるようになるでしょう。
それを元にフェイク動画を作って炎上させたり、就活生の内定先に送ったり、オーディションでライバルを潰す工作をしたりといろんな悪事が行われるでしょう。
考えるだけでうんざりします。
とまあ僕はその辺を想定して動画・音声の記録は断り、Youtubeは演奏以外やらないことにしています。
動画とか大して需要がない人は、なんとなく続けるより今のうちにやめといた方がいいかもしれません。