以前こちらに書きましたが、
ぼくはここ10年ぐらい、どうも交感神経優位で過ごしてきたっぽいです。
それに気づいてから、日常でできるだけ副交感神経優位になるよう工夫しています。
しばらくやってみるとちょっとだけヒントが見えてきました。
一番大事なのは考えないということですね。
できるだけ何も考えずにじーっとしていると副交感神経が優位になっている感じがします。
その状態だと自分の疲れをわりと正確にキャッチできたり、そこからの回復もわりと早いです。
寝るとかストレッチとか特別なことをしなくても、小一時間何も考えずに過ごしていると疲れが取れてきます。
あと、そういうときは冷えを感じにくかったり、焦ったりイライラすることもありません。
これは一般的に言われている副交感神経優位になっている時の特徴と合致します。
なんというか、生理機能が正常な感覚があります。
一方で、つい癖でいろんなことを考えながら過ごしていると、すぐに疲れてきます。
そして疲れているのになぜか休まずにあれもこれもやりたくなって、だんだん強迫観念に駆られていきます。
効率とか有意義に囚われてせかせかと動き、どこか充実した感じもあるのがこちら。
こういうときは交感神経が優位になっています。
せかせか動いているのになぜか体が冷えていて、物事が進んでいるはずなのになぜかずっと焦って不安に駆られている状態。
つい先日も久々にこの状態に突入し、一日あくせくと動いていろんなことをこなして、ふと気づいたら休めなくなっていました。
そこで「あ!」と思い出し、全部ストップして何も考えないようにし、ぼーっとしてたら回復していきました。
半日程度で交感神経優位に気づけるようになったのは進歩ですが、それでもまだバランス悪いですね。
もちろん仕事や作業をするときは交感神経優位でいいのですが、1~2時間で一度切り替えとかないと永遠にそのまま突っ走ってしまいます。
面白いのは、交感神経優位でも寝られることです。
布団に入ってもまだ考え事や想像、妄想をしていると、そのまま交感神経優位で寝ることになり、朝猛烈に疲れているというのが僕のつい最近までの日常でした。
考え事をしても寝られるというのは健康なようでいて、たぶん結構異常なことなのでしょう。
考え事をすると寝られない人の方が健康です。
僕は幸か不幸か、考え事をしながらでもぐっすり寝られるので、今は寝るときはかなり気を付けて何も考えないようにしています。
成功したときは朝体が軽く、体温もわりと高い状態になっています。
たまに失敗すると地獄のような朝を迎えます……
そんなことを考えていると、仏教で説く「無」が気になってきました。
仏教ではやたらと「無」について言及したり実践しますが、これって結局副交感神経を優位にするための方法論な気がします。
もちろん、そこは入り口で、そこから高度な精神論や神秘に入っていったり、武道なんかとつながっていくのでしょうが。
僕は仏教には興味ないので、とりあえず頭を無にしてリラックスできるようになればそれでOKです。
自立神経はある程度自分でコントロールできるようになってきたので、あとはいつどのタイミングでどれくらい交感神経/副交感神経を優位にさせるかを研究していきたいと思います。
自律神経とは?乱れる原因や整える方法を徹底解説! | 健達ねっと