エレキギターがアンプで音を増幅する楽器だということはご説明しました。
ではそもそもアンプって何なんでしょう?
英語で考えると、そのままです。
amprifier(アンプリファイヤー)=増幅器
この「アンプリファイヤー」をつづめてて「アンプ」と呼んでいます。
ギターの弦を弾く
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その振動をピックアップで拾う
↓
ピックアップが振動を電気信号にしてケーブルに伝える
↓
ケーブルから信号がアンプに送られる
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アンプで音を増幅する
アンプで音を増幅することは理解できたと思います。
じゃあアンプはどれも同じかというとそうではありません。
アンプにはそれぞれ固有の音があります。
だいたいメーカーごとに個性が分かれていると思っていいでしょう。
A社のアンプは渋くてブルース向き、B社のアンプは歪みが強く、カラっとしていてロック向き……という風に。
ギタリストはその特徴を吟味し、自分好みのアンプを選びます。
ちなみに、組み合わせは自由です。
○社のギターだと□社のアンプからは音が出ないということは基本ありません。
ただし、相性の良し悪しはありますが、それはある程度弾けるようにならないと分かりません。
アンプにはメーカーの個性がありますが、さらに自分で音を作ることも可能です。
例えば、こちらのアンプを見て下さい。
ROLAND ( ローランド ) / JC-22 ギターコンボアンプ
ツマミがたくさんついていますよね?
これをいじると音色が変わっていきます。
また、たいていのアンプにはひとつやふたつエフェクターがついているので、歪ませたり、お風呂のような残響音(リバーブ)をつけたりすることができます。
この辺はまた詳しく解説します。
このように、アンプもエレキギターの音色に多大な影響を及ぼすので、エレキギターの世界ではアンプもひとつの楽器として扱われます。
アンプとは、
・音を増幅させる
・メーカーごとに音の個性がある
・音色を変えることができる