ロシアのウクライナ侵攻が進む中、ウクライナも軍や市民総出で抵抗し、ロシア軍を食い止め、ときには撃退しているそうです。
また、ゼレンスキー大統領の言動、世界的な反ロシアの機運、そして日本人独特の判官贔屓などもあいまって、ウクライナを応援、支持している人が日に日に増えているように思えます。
あまりにもロシア=悪、ウクライナ=善という図式が固まりすぎていて、個人的にはちょっと怖いなーと思います。
まず、ゼレンスキー大統領の持ち上げ方。
もちろん僕も、有事に勇気を持って行動する素晴らしいリーダーだと思いますが、政治家だし、今後のことやいろんな野心を踏まえての行動でしょう。
もしかしたら彼がこの戦争後、とんでもない独裁者になるかもしれません。
あんまり政治家をヒーローに祭り上げない方がいいと思います。
あと、ウクライナ東部親ロシア派住民への虐殺が本当にあったのかなかったのか。
何かしらの事件はあったようですが、これも正しい情報が掴めないのでなんとも言えません。
虐殺があったとして、ウクライナが勝利したらもみ消されたり、さらにひどくなることも考えられます。
それから、ロシア軍捕虜の虐待。
ネットでいくつか写真を見ました。
これもリアルかフェイクか分かりませんが、一件も起こってないということはまずないでしょう。
捕虜の虐待は戦争犯罪です。
ロシアの国際法違反や残虐兵器使用などを検証すると同時に、ウクライナ人(軍)がロシア軍捕虜をどう扱っているか、その他戦争犯罪などはしていないかを知る必要があります。
てなことを考えると、個人的には現段階でどっちかを応援したり非難したりというのは早いかなという気がしています。
ロシアを憎んでウクライナを応援するというのが、図式が簡単ですっきりするんですが、どうもそういう気になれません。
ゼレンスキー氏も、ある意味プーチンと同じレベルでしっかり見極めるべきかと。