2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻を開始しました。
詳細や経緯はあちこちで説明されているのでここではパスします。
拙ブログではこちらで取り上げています。
やるとは思っていたけど、本当に始まると21世紀にこんなコテコテの戦争が起こっていることに驚愕します。
「超限戦」において、もはや領土戦争はないみたいなことが書かれてありましたが、そうでもないみたいですね…
侵攻開始までは相当な超限戦があったようですが。
tiktokやYOUTUBEでずっと様子を見ているとだんだん憂鬱になってき、ふとこの感覚なんか懐かしいなー……と思ったら、アメリカにいたときに同じ気持ちになっていたことを思い出しました。
僕は2000年から2003年末ぐらいまでアメリカに留学していたのですが、時期的に言うと、911テロ、アフガニスタン侵攻、イラク戦争をアメリカで体験したことになります。
戦争を当事国で体験したという意味においては、僕は戦争経験者ということになります(もちろん戦場に行ったことはありませんが)。
戦争時のアメリカは、特に異常事態というのはありませんでしたが、僕が感じた範囲ではどんよりとして重苦しく、嫌な空気が常にまとわりついている感じでした。
ほぼ全ての店に「God save this troop」と書かれた星条旗のステッカーが貼られてあったり、田舎の方に行くと庭にわざわざそういった看板を立ててあったり、あとアメリカ人も本音は戦争反対だけどおおっぴらにそれを言えなかったり……
とはいえ日常は全く変わらず、『戦争してる国ってこんな感じなんだー』とその空気を肌で感じながら日常生活を送っていました。
よくヒステリックなコメンテーターとかが「戦争になったら真っ先に女子供が殺される」みたいなことを言ったりしますが、そんなことはありませんでした。
戦場は中東ですしね……
個人的に、戦争と戦場を分けて考えられるようになったのはこの体験からです。
自分が住んでいる国が戦争していても、戦場が遠ければわりと普通に暮らせます。
たぶんロシアの人たちも心の中ではいろんな葛藤を抱きつつ、普段と同じ日常を過ごしているんじゃないかと思います。
特に東の方に住んでいる人なんかは外国の出来事ぐらいに思ってるんじゃないでしょうか?
ロシアに滞在している外国人も、ウクライナ国境付近でなければたぶん普通に暮らしていると思います。
この戦争がどういう結末を迎えるかは誰にも分かりませんが、なんであれ早く終わることを願います。
NATOもアメリカも介入しないっぽいので、気の毒ですがウクライナは数日から数週間で制圧されて終りでしょう……。