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等価交換と因果応報の違い

サウンドハウス

時々等価交換について質問を受けるのですが、その都度『あれ?』と思うことがあったので、一度まとめておきます。

 

結論から言うと、等価交換と因果応報を混同しやすいようです。

確かに、等価交換と因果応報は似ていますが、実際は全然違います。

まずはそれぞれの特徴をまとめてみましょう。

因果応報

ネットで検索すると、

 

過去および前世の行為の善悪に応じて現在の幸・不幸の果報があり、現在の行為に応じて未来の果報が生ずること。

 

とあります。

簡単に言うと、自分が行った行為に対する結果のことを言うようです。

例えば、過去に良い行いをしたから未来にいいことが待っている、過去に悪い行いをしたから未来に悪いことが起こる……結局自分がしたことが自分に返ってくるんだよという教えですね。

因果応報は、原因と結果に一定の論理が存在するのが特徴です。

等価交換

等価交換とは、自分に起こる良いことと悪いことは、生涯でだいたい同じくらい(等価)になるよという考え方です。

この場合良いことと悪いことには何の関係性もありません。

また、等価交換の最大の特徴は、全て受け身だということです。

自分が何かしたからこうなったというのは因果がはっきりしているので等価交換の法則には当てはまりません。

等価交換と因果応報の違いを例にすると
  • 道ばたで倒れている人を助けた。その結果、助けた相手から高価なお礼の品を貰った

 

これは自分の行為に対する報酬であり、原因と結果が論理的に結びつきます。

また、人を助けるという行為自体はマイナス要素が特にないので、「等価」という概念が成立しません。

よって等価交換ではありません。

 

  • 道を歩いていたら人にいきなり殴られた。その日買った宝くじで10万円当たった。

 

人に殴られるという出来事は自分にとって悪いことです。

一方、10万円当たるという出来事は良いことです。

このふたつの出来事には何ら論理的結びつきはありませんが、同じ日に起こるとなんとなく納得してしまいます。

これが等価交換です。

等価交換の判別は難しい

等価交換は論理性がほとんどないので、判別が難しいです。

例えば僕は、下記の本で芸能人が売れたこととその家族の不幸な死を等価交換だとしていますが、普通に考えればこれは暴論です。

しかし、そういった例が世界中であまりにも多すぎるので見過ごせないのも事実です。

誰の中にも、ひとつやふたつぐらいは本来何の関連性もない出来事を『あれがあったせいで今こうなっている』と心の中で納得するケースがあるはずです。

学生時代いじめていた人が、社会人になっていじめられるようになった、しかも学生時代いじめていた相手と今自分をいじめている相手は何の関係もない、でもなぜか『今自分がいじめられているのは学生時代いじめをしていたからだろう』と納得してしまう。

それが等価交換です。

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