以前こちらの記事で書いた前腕をほぐす方法を改良したので改めてご紹介します。
以前は親指を人差し指の外に出して、手の甲を上にしていましたが、それを写真のように親指を握って掌を上にします。

両手ともこの状態で放っておくと、血流がよくなり、やがて手がじわーっと熱くなってきます。
僕は数日間手が真っ赤っかになり、ちょっと痛かったぐらいです。
とにかく手を使っていないときはずーっとこの状態にします。
寝るときもできるだけこれで寝ます。
それを続けていると、前腕の筋肉がほぐれいてくのがわかります。
マッサージもストレッチもいりません。
ただただ上記の手にしておくだけです。
まず、親指は脱力していくと手の中に自然と入っていくようになるので、最初からそうしておきます(外に出しておくとつっかえてしまう)。
掌を上にするのは、前腕のねじれを作らないためです。
手の甲を上にすると、橈骨と尺骨が交差し、ねじれが起こります。
こちらの記事の図がわかりやすい。
その分ほんのすこし筋肉に負担がかかっているのではないかと仮定し、掌を上にするようにしたところ、こちらの方がリラックスでき、結果前腕がほぐれていくのが感じられました。
ヒントは解剖学的姿勢です。
まあ、知らない人は別に知らなくていいので、掌を上にした状態でグーにしてほっとくとだけ覚えてください。
もちろん、ギュっと手を握ったらダメですよ。
最初はリラックスしているつもりなのに手がまだ若干開いていると思います。
それが数日経つと、リラックスしたまま手が自然とキューっと握る感じになっていくと思います。
そうなると前腕がほぐれてきている証拠です。
これをずっとやっていると、手仕事や楽器の演奏が変わります。
前腕が脱力した状態で作業できるので、以前より楽になったり、繊細に指が使えるようになったり、あと力みを感知しやすくなります。
以前なら普通にやっていたことが力んでいたとわかるようになるので、それを潰して脱力するように変えていくと仕事の質や演奏のレベルが変わります。
騙されたと思って上記の手がじーっとしてみましょう。
3日以内に必ず変化が訪れると思います。