八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

横浜でギター教室を運営するギタリスト八幡謙介が音楽やギターについてつづるブログ

リモートの不定着と、「場」の重要性

サウンドハウス

コロナの感染が拡大してすぐリモートが流行りましたが、気がつけばもうすっかり死語みたいになっています。

結局リモート飲みも定着しなかったし、リモートワークもそれはそれで問題だらけ、会社という場所の重要性(?)が逆に浮き彫りになったかたちとなりました。

会社とは単なるワーキングスペースではなく、家にいたくない夫と、夫に家にいて欲しくない妻、社員に目の届くところにいてほしい上司、あと会社の周辺のお店などの願いを一身に受け持つ装置だったようです。

それと同じで、飲みや習い事なども単なるイベント、スキル習得というだけではなく、「場」としての意義があるようです。

だからリモートで簡単につながれるのにわざわざ危険を冒して対面で飲んだり、対面で習ったりする人が多いのでしょう。

 

これはギターレッスンも同じです。

コロナが本格的に広まって、たぶんこれからはリモート中心でレッスンを行うことになるだろうな、そのためにシステムも変更する必要がありそうだな……と考えていたんですが、意外にも対面とリモートの比率はそう変わらず、今となっては対面の方が多いくらいです。

中には「リモートがしっくり来ないのでやめる」という方もおられました。

そういったことを踏まえて、レッスンをリモート中心に切り替えることはやめました。

たぶん、リモートしか受け付けないとしたらやっていけなくなるでしょう。 

 

これからレッスンで食っていこうと考えている人は、この日本人の性質をしっかりと頭に入れておいた方がいいと思います。

メディアに乗せられて「これからはリモート!リモートなら全国どこからでも顧客が獲得できる!今はまだ定着してないけど、あと数年で完全リモートの時代が来るはず!」と考えるのは危険な気がします。

個人的には、コロナが収束したら一気に対面文化に揺り戻しが来ると思います。

しかも、コロナ後ですから「やっぱり対面が一番!」と、前よりもその意義や良さを強く感じる人が増えるでしょう。

と、そんなことを見越して、僕はコロナ前のレッスンと同じ形態を保つことを心がけています。

基本は対面、リモートは遠方の方への配慮と、緊急時の対応として使う。

時代に乗ったつもりで無教室完全リモートレッスンなんてやってたら、1年以内に潰れていたかもしれません。 

 

改めて考えると、日本人には「場」というものがかなり重要であるようです。

ギター教室なら、ギター教室という「場」が物理的に存在していないと落ち着かない、安心できない、信用できない。

昨今ではオンラインサロンなどが流行っていますが、それも一応「場」ということになるのか、やったことがないのでわかりませんが、正直定着するとはあまり思えません。

教室を、単なる情報伝達のアナログな手段とだけ考えると、教室経営は失敗すると思います。

教室に「場」としての価値や意義をしっかり持たせると、生徒さんは教室に通いたくなるのではないかと思います。

その価値や意義が何なのかというのは僕の今後の課題ですね。

 

 

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