前回の記事で、ストラトにジャンボフレットを搭載したと書きました。
今回はそのレビューです。
ジャンボフレットにしようかどうか迷ってる人は参考にしてください。
ちなみに、費用や納期、工房はこちらに詳しく書いています。
ギターはFender USA American Vintage Stratocaster '56で、オリジナルフレットは四角くて低いやつでした。
それを嫌って、一度ミディアムジャンボに変えたのを、改めてジャンボに変えました。
今回はミディアム→ジャンボの変化についてのレビューとなります。
フレットはジム・ダンロップの#6100番にしました。
一番幅広で山が高いのが#6000番なので、それのひとつ下です。
ジャンボフレットを搭載した感想はというと、
思てたほどでもなかった…
です。
確かに弾きやすくなったし、運指や押弦も一段軽くできるようになりました。
ただ、想像ではもう2、3段軽くなるはずでした……
理想としては、全く力を入れずにビブラートやチョーキングが出来るというレベルだったのですが、さすがにそこまではいかず、ちょっと押弦に力を込めないとジャンボフレットでもビブラートやチョーキングはできません。
もちろん、やりやすくなってはいますが。
例えば、ヴィンテージギターやレプリカについているような四角くて低いフレットからジャンボに変えたら、相当弾きやすくなると思います。
しかし、アイバニーズや最近のフェンジャのように、最初から高いフレットがついているギターをジャンボに変えても、『ふ~ん』ぐらいの違いしかありません。
はっきりいってお金の無駄です。
アイバニーズ系のギターで弾けないフレーズが、ジャンボにしたら弾けるようになるということは絶対にないでしょう。
それはフレットの問題ではなく、別の問題です、
もちろん、フレットが変われば微細な変化はあるので、それを求めてならミディアムジャンボからジャンボに変えても構いませんが、実際フレット交換した僕からあえて言うと、7万かけてやることではありません(涙)
では押弦をもう一段軽くし、ほとんど力を入れずにチョーキングやビブラートをかけられるようにするためには、もうスキャロップしかありません。
一応フレットはジム・ダンロップの#6000番が残っていますが、幅が3ミリ、高さが0.7ミリ変わっただけでここからさらに劇的に変わるとは思えません。
じゃあスキャロップにするかというと……絶対にしません!
めちゃくちゃ弾きにくいからです。
ということで、僕のフレット遍歴はここで終了します。
ちょっと痛い思いはしましたが、フレットの高さに対してはっきりとした基準ができ、今後相談されてもしっかりアドバイスできるようになったので良しとします。