花江夏樹といえば、アニメファン、声優ファンでなくとも「鬼滅の刃」の主人公・竈炭次郎役の声優だと知っている人は多いでしょう。
今アニメ界、声優界では間違いなくトップの役者さんといっていいと思います。
先日も「情熱大陸」に出ていましたが、そこで驚く過去を自ら語っており、僕は改めて等価交換について考えてしまいました。
その前に、等価交換についてご説明しましょう。
このブログ読者にはおなじみかと思いますが、いいことがあれば同じだけ悪いことがある、悪いことがあれば同じくらいいいことがある、それらは概ね等価ですよ、という考えを僕なりにまとめた思想です。
詳しい内容は下記リンクから電子書籍を参照してください。
花江氏に話を戻しましょう。
花江氏は若くしてご両親を亡くされたそうです。
実は、等価交換の法則では若くして親を亡くすと後々最上級の報酬となって帰ってくるということが分かっています。
作家なら川端康成、平野啓一郎、タレントなら後藤真希、ミュージシャンならYOSHIKIなど。
親という自分にとって最も重要な存在を早くに亡くすという不幸が、後に巡り巡って大きな幸せとして自分に返ってくるのです。
花江氏の場合、若くしてご両親を亡くされており、それが「鬼滅の刃」というモンスター作品の主人公を演じるという幸運になって返ってきた、と等価交換の法則では考えます。
こういうことを書くと「ふざけんな! 花江がどんなに努力したかお前は知らないだろ!」とブチ切れる人もいるでしょう。
もちろん、本人の努力もあります。
プロの声優さんですから、並の人間の何倍も努力し、悩んで演じているはずです。
じゃあ努力すれば誰でも「鬼滅の刃」級の主人公を射止め、国民的声優になれるのかというと、そんなことはありません。
中には花江さんより努力しても芽が出ない声優もいるでしょう。
世の中には努力だけでは絶対に届かない場所があります。
どうしたらそこに行けるのか?
そのヒントとして、等価交換の法則が存在します。
じゃあ両親を早くに亡くした後、最高の役を射止めた花江氏は幸福か?
それは誰にも分かりません。
川端康成は二十歳までに家族全員を亡くし、天涯孤独となった後ノーベル文学賞を受賞しましたが、それも幸福かどうかは誰にも分かりません。
最後は自○されてますし。
もしかしたら、いいことも悪いこともそれほど起こらない、何者にもなれなかったけど後ろ指も指されない、そんな波風立たない人生が一番幸福なのかもしれません。
等価交換の法則は、幸福について再考するためのツールでもあるのです。
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