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ジャズのアドリブでⅡ-Ⅴ-Ⅰ(ツーファイブ)を分割して捉える意義

サウンドハウス

Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ(通称ツーファイブ)は、一般的にパッケージで捉えるよう練習します。

パッケージとは、Ⅱの最初の音から入ってⅠに着地するまででひとつのかたまりとするとらえ方です。

そうやって捉えることでジャズらしい流暢なフレージングを目指します。

しかし、ここにひとつ落とし穴があります。 

 

Ⅱ-Ⅴフレーズをいくつか覚え、いざ実践しようとします。

例えば覚えたフレーズが全てⅡの一拍目からはじまるとしましょう。

ここさえ間違えなければ後は自動的にⅠまで弾ききれます。

しかし、Ⅱの最初の音をトチってしまうと、もうそこで終わりとなる人が多いと思います。

なぜそうなるのかというと、パッケージで覚えているからです。

うまくⅡの頭でポンと当てはめることができれば弾けるけど、一拍でもズレたらもうどうしていいのか分からず、結局Ⅰまで何も弾けずに終わってしまいます。

そうならないためには、Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ(ツーファイブ)こそ分解して弾く練習が必要となります。

 

個人的には、まずⅡ-Ⅴ-Ⅰ(ツーファイブ)をあえてⅤから弾いてみることをおすすめします。

なぜかというと、これは保険のためです。

例えば、一般的なⅡ-Ⅴ-Ⅰ(ツーファイブ)フレーズを弾こうとして、Ⅱでトチったとします。

そこですかさず頭を切り替えてⅤから始められればまだⅡ-Ⅴ感は出せます。 

そのために、Ⅱを無視してⅤから入る練習をしておきます。

 

Ⅴから弾くのに慣れたら、今度はⅡのどこからでも覚えたフレーズをはじめられるようにしましょう。

本来Ⅱの頭からはじまるのを、あえて二拍目から、三拍目の裏から等々、途中から弾きはじめます。

そうやってどこからでも入れるようにしておくと、Ⅱの頭でトチってもⅤを待たずにⅡの途中から弾くことができるようになるはずです。

 

そもそもアドリブに失敗はありません。

あるフレーズを頭からはじめてもいいし、途中からはじめてもいいし、別にそれを弾かなくても構いません。

そこに自分で正解を作ってしまうから失敗が生まれ、あせってしまうのです。

この場合正解とは、「Ⅱの頭からこのフレーズをはじめてⅠまで着地する」ということです。

そんなめんどくさいルールを作らずに、どこからはじめてどこで終わってもいいと思っておくと、もっと楽にⅡ-Ⅴ-Ⅰ(ツーファイブ)が弾けるようになります。

もちろん最初から自由自在にどこからでも弾くなんてことは無理なので、Ⅱの頭からとⅤの頭から弾けるようにして、徐々に入れる箇所を増やしていきます。

 

 

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