オーディオに使うケーブルは規格が多く、また、インとアウトで別の端子を使ったりするのでかなりややこしいです。
もしかしたらケーブルがわからないからオーディオに手を出せないという人も多いのかなと推察します。
そこで、今回はまずケーブルの規格を分かりやすくご説明します。
まず、ケーブルをおおまかに分類してみましょう。
PCープリメインアンプ間
PCからプリメインアンプに入力するためのケーブルです。
>再生機器ープリメインアンプ間 スマホ、PC、オーディオプレイヤーなどの再生機器からプリメインアンプに入力するためのケーブルです。
プリメインアンプースピーカー間
プリメインアンプからスピーカーに出力するためのケーブルです。
その他
ヘッドホン、外部入力などに使うケーブル。
PCープリメインアンプ
使用ケーブル:USBケーブル<Type-A↔Type-B>
一般的にPCからプリメインアンプに接続するUSBケーブルは<Type-A↔Type-B>です。
(Type-A↔Type-BのUSBケーブル例)
なお、USBケーブルは現在3.0まで出ていますが、3.0でも2.0と互換性があるようなので、あまり気にしなくても大丈夫でしょう。
スマホ用のUSBケーブルでプリメインアンプに入力できないので間違えないようにしましょう。
スマホ・タブレットープリメインアンプ
使用ケーブル:オーディオケーブル<ステレオミニプラグ↔二股RCA>
スマホやタブレットからプリメインアンプに入力する場合は、一般的にオーディオケーブル<ステレオミニプラグ↔二股RCA>を使います。
(ステレオミニプラグ↔二股RCA例)
ステレオミニプラグをスマホやタブレットのヘッドホン端子へ、RCAプラグをプリメインアンプの外部入力へ。
このとき、RCAプラグのLRを間違えないように指しましょう。色分けされていて、アンプ側にも必ずどっちがどっちか書いてあります。
当然、ヘッドホンジャックのないデヴァイスでは使えません。
オーディオプレイヤー、オーディオインターフェイスープリメインアンプ
使用ケーブル:オーディオケーブル<二股RCA↔二股RCA>
オーディオプレイヤーや、オーディオインターフェイスのオーディオアウトからプリメインアンプに入力する場合は、一般的にオーディオケーブル<二股RCA↔二股RCA>を使います。
(二股RCAー二股RCA例)
片側を再生機器のオーディオアウトに、もう片側をプリメインアンプの外部入力に指します。
プリメインアンプの外部入力には「LINE」「Tuner」「CD」などと割り当てられていますが、必ずしも「CD」入力にCDプレイヤーを挿さないと音が出ないということはありません。
単なる割り当てです。
レコードについては省略します。
プリメインアンプーオーディオスピーカー
使用ケーブル:スピーカーケーブル
プリメインアンプからオーディオスピーカーに出力するためには、スピーカーケーブルを使用します。
(スピーカーケーブル例)
プリメインアンプーモニタースピーカー
使用ケーブル:???
一般的にプリメインアンプからモニタースピーカーには出力しません。なぜなら、モニタースピーカーにはそれぞれアンプが内蔵されているからです。
ただしどうしてもプリメインアンプから出力したい場合はスピーカー側にオーディオインなどがあればアンプのオーディオアウト、あるいはヘッドホン端子から出力することが可能です。スピーカー、アンプ双方の入出力によってケーブルはいくらでも変わってくるので記述は控えます。
プリメインアンプ(ヘッドホン端子)ーラジカセ(外部入力/LINE IN)
使用ケーブル例1:オーディオケーブル<ステレオミニプラグ↔6.3ミリ標準端子(フォン)>
プリメインアンプからラジカセなどに出力したい場合、これもいろんな方法がありますが、一番確実なのはアンプ側のヘッドホン端子から出力することでしょう。
これならラインアウトがなくても大丈夫です。
ラジカセの外部入力は複数想定できますが、一般的にはステレオミニプラグだと思います。
(ステレオミニプラグ↔6.3ミリ標準端子(フォン)例)
使用ケーブル例2:オーディオケーブル<二股RCA↔6.3ミリ標準端子(フォン)>
ラジカセの外部入力がRCA端子(赤白、LRと書いてあるもの)だった場合<二股RCA↔6.3ミリ標準端子(フォン)>が必要となります。
この場合、二股RCA↔ステレオミニケーブルに変換プラグ(ステレオミニ→6.3ミリ標準端子)を装着する必要があります。
(変換プラグ例)