僕は近年オーディオに力を入れるようにしています。
半分は自分のためですが、もう半分は横浜ギター教室の生徒さんにいい音を聴いてもらうためです。
そうして教室であれこれ再生してみると、ほとんどの生徒さんはオーディオに開眼します。
そして次来られたときにはもう「アンプ買いました」「スピーカー買いました」などの報告があります。
特に変化が大きいのは若い方で、ずっとiphoneで音楽を聴いてきた方は「今まで自分は何を聴いていたんだろう…」と口を揃えておっしゃいます。
今やiphoneでしか音楽を聴いたことがないという人もたくさんいるでしょう。
ミュージシャンを本気で目指している人の中にも、普段はiphone、DTMやるときだけちょっとましなモニタースピーカーぐらいの人も多いと思います。
はっきり言いますが、iphoneはあらゆる音楽再生機器の中で最低部類に位置します。
これはdisではありません、当たり前のことです。
利便性がその当たり前を見えなくしているだけです。
iphoneでしか音楽を聴いたことがない人は、とてつもなく損をしています。
もちろん、自分にとって音楽はそこまで重要ではないというのなら問題ありません。
しかし、音楽が好き、いい音で聴いてみたい、音楽をやってみたいというのなら、一度でいいからちゃんとしたオーディオで聴いてみましょう。
ちなみに、ミニコンポはちゃんとしたオーディオには入りません。
最低でもプリメインアンプとスピーカー、質の良いケーブルが必要です。
再生機器はPCでもiphoneでもOK。
オーディオといえばネットでも揶揄の対象になっており、確かにやり過ぎな人もいます。
また、オーディオマニアは独特のポエムを詠むことでも有名です。
そういったところから敬遠している人もいるのでしょうが、初心者がいきなりそんな風になることはありません。
また、オーディオは金がかかる印象ですが、はっきりいってDTMよりは全然安く済ませられます。
オーディオの入り口に入るのは簡単で、しかもその入り口に入っただけで音楽人生が変わります。
別にそこからオーディオ道に進む必要はありません。
入り口レベルで十分なのです。