2020年7月1日、タピオカ騒動で謹慎していたタレントの木下優樹菜さんが芸能活動再開を発表しました。
それ自体には特に何の意見もありませんが、個人的には今後木下さんにどのような等価交換が訪れるのかが気になっていました。
等価交換とは、いいことがあればおなじぐらい悪いことが必ず起こり、最終的に収支は0になるという考え方です。
詳しくは下記関連記事か書籍をお読み下さい。
これまでの人気が報酬、それに対する代価なのでまあ相当な分持っていかれるだろうなというのが僕の予測でした。
復帰してもかなり長い間苦労するんだろうな~ぐらいには思っていました。
が…
7月6日、その木下優樹菜さんが引退するという報道が流れました。
そこか~……
長期謹慎と復帰後の苦難で等価交換かと思っていたら、復帰宣言後一週間も経たずに引退というなかなか強烈な代価の支払いとなりました。
そして、どことなく納得感があるので、おそらくこれで等価交換成立でしょう。
女性タレントとして一時代を築くという報酬の代価は高かったですね。
等価交換論者としての持論ですが、もし木下さんが人気者になってからもしっかり代価を支払っていれば引退までにはならなかったでしょう。
代価を支払うとは、単純に言えば損をするということです。
身体的には病気や怪我、お金、タレントならではの日常的なストレス…などなど。
勝手な予測ですが、木下さんはそういった損をしていなさそうです。
また、問題のタピオカ騒動に見られるように、素行の悪さもあったようです。
日常的なちょっとしたもめ事、小競り合いにも勝ちにいっていたのでしょうし、たぶんその多くは勝てたのでしょう。
ただでさえタレントとして成功した上に、日常でも報酬を得ていたとなれば、その分の代価は莫大なものになっていきます。
その結果、長期謹慎明け、復帰宣言からの電撃引退で大きな代価を支払うということになったのだと僕は考えます。
今回僕が注目したのは、代価が誰かの命で支払われなかった点です。
拙著「等価交換の法則」を読まれた方ならご存じの通り、報酬に対する代価として、自身や身内の命を持っていかれるケースが多々存在します。
有名人、不幸とでも検索したらいくらでも出てきます。
今回木下さんは誰かが命を落とすほどの代価を支払わずに済んだようです。
つまり、芸能活動として木下さんレベルであればぎりぎり命が代価にはならないということが言えるでしょう。
似たケースだと元モーニング娘の吉澤さんが挙げられます。
それがゴマキぐらいのレベルになると…… あとは検索してください。
等価交換の法則は、ある程度自分の力で緩めることができます。
それは、自分から報酬を下げ、代価を上げていくことです。
僕の師匠の言葉で言えば「割り勘負けする(損をする)」ということです。
普段いい思いをしている人ほどそうやってちょこちょこ損をしておかないと、溜まりに溜まった報酬を一気に持っていかれます。
西洋では有名人ほど寄付を熱心に行いますが、恐らく彼らは等価交換の法則を知っており、貯まった報酬を散らすためにそうやって自ら損をしているのでしょう。
神社やお寺の浄財(お賽銭)も同じことです。
木村花さんの事件で「有名税」についての議論が起こっていますが、これは等価交換でいうと代価の支払いになるので、ぎりぎり耐えられるレベルまでは払っておいたほうがいいと考えます。
というか、等価交換としてこれほどオイシイものはありません。
自分の健康や仕事のトラブルなど実害ではなく、ネットで悪口言われるだけで代価が払えるんですから。
僕はそれを放っといたおかげでコロナ渦を無傷でやり過ごせたと以前書きました。
せっかくコツコツと支払ってきた代価を、開示請求や裁判で報酬に変えてしまうなんて、今の僕には逆に恐ろしくてできません。
その後どんな代価を支払わされるのかわかったもんじゃないですからね。
現在ネットの誹謗中傷はどんどん訴えようという流れができていて、実際そうしている有名人もいますが、個人的にはその人達がその後どうなるのかが気になります。
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