2020年6月現在、コロナ渦により日本経済は未曾有の大打撃を受けています。
特に音楽業界は深刻で、ダメージは計り知れないでしょう。
これから先もかなり深刻なダメージが続くことは確実です。
そんな中、個人的には特に影響もなく今まで通りにやってこれています。
そもそもこういった非常時を想定して教室を運営してきたとはいえ、自分だけここまでノーダメージであることには驚いていました。
まあ今回たまたま運が良かっただけだろうと思っていましたが、ふとあることに気がつき、「そうか!」と確信を得ました。
このブログの熱心な読者ならご存じでしょう…等価交換です。
1を得れば1を失う、10失えば10を得る、そして最終的にイコールになるという考え方です。
「鋼の錬金術師」でもおなじみですよね。
僕はこの考え方を独自にまとめ、実践しています。
詳しくは下記「等価交換の法則」をご一読いただくとして、ここではさらっと概要をご説明します。
自分に起こったいいことを「報酬」、悪いことを「代価」とし、それぞれの因果を調べるとある程度自分に起こることが予測できたり、納得できたりします。
例えばラッキーなことが起こったとすると、それは「報酬」です。
仮にその「報酬」を10とすると、等価交換の法則ではその「代価」として必ず10持っていかれます。
過去を振り返って既に10の「代価」(嫌なこと)を支払っていたとしたら、そこで等価交換成立です。
しかし、過去を振り返っても思い当たる節がないとすれば、既に10の「報酬」を受けた分、近い将来10の「代価」を支払わないといけなくなります。
つまり嫌なことが必ずどこかで起こるということです。
逆に、まず嫌なことが起こったとしましょう。
仮にそれを10とします。
過去に10の「報酬」を受け取っていたとしたら、その分の「代価」の支払いということで等価交換成立。
過去に受け取った「報酬」に心当たりがなければ、近い将来必ず「報酬」が支払われる、つまりいいことが起こるということになります。
問題は、因果がはっきりしている場合とそうでない場合があることです。
例えば中学生のときは人気者だったのに、高校生になったら誰からも相手にされなくなったとしたら、「報酬」と「代価」の因果ははっきりしていますよね。
等価交換の法則では、このように全ての「報酬」と「代価」が同じ現象として起こるわけではないのです。
まあ、今はそこまでは考えなくていいでしょう。
ではこのコロナ渦で僕に起きた等価交換をお話しましょう。
約10年前ぐらいから、僕は誹謗中傷に遭ってきました。
どういう対応をすべきかは常に考えていたのですが、最終的に何もせずに放置することにしました。
その最大の理由は等価交換です。
誹謗中傷に遭うことは、「代価」にあたります。
ほんの少しなら過去の「報酬」に対する「代価」だとも考えられますが、さすがに10年ともなると僕もそこまでの「報酬」は受けたことがありません。
ということは、この場合は「代価」を支払った分後で「報酬」が受けられるケースとなります。
さて、ここで僕が中傷者を訴えたらどうなるでしょう?
おそらく勝利できるでしょう。
しかし、それが「報酬」となってしまいます。
まあそれはそれで気分がいいかもしれませんが、匿名の中傷者をあぶり出して罪を負わせるというなんともしょうもない結果しか得られません。
だったら自分が得られる報酬をもっと別のことにスライドさせた方がいいと考え、誹謗中傷を完全に放置しておくことにしました。
そして、「まあそのうちなんかいいことあるだろう」……とのんびり構えているうちにこのことを完全に忘れていました(SNSをやめたことで直接的な誹謗中傷に触れなくなったというのもあります)。
結果的に、10年分の誹謗中傷を完全放置した結果、このコロナ渦で受けるダメージが完全に相殺されたようです。
10年以上も「代価」を支払い続けた結果、未曾有の社会的混乱でもほとんどダメージを受けないという「報酬」を得ることができました。
自分の力で等価交換の法則を操り、難局を乗り越えられたのです!
やはり等価交換の法則は存在します!
まあ、こじつけといえばこじつけですが、一歩間違えれば大損害を受けていたものを無傷で通り過ぎてしまうと、さすがに人知を越えた何かを感じずにはいられません。
改めて、等価交換の法則はあります。
それも、ほとんど物理や数学と同じぐらい精緻で、厳密で、論理的に存在しています。
そして、等価交換の法則を学び、実践することで困難を乗り切り、人生を豊かにすることはできます。
興味のある方は下記書籍をご一読ください。
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