5Gが普及すると、恐らく音楽はこうなっていくだろうというのを予測してみます。
実はこういうのが大好きで、小説「未来撃剣浪漫譚」シリーズでも近未来の世界を描き、わりと好評を博しています。
興味ある方はこちらから。
まず基本的なところから。
5Gでは超低遅延、つまりリアルタイムでセッションが可能となります。
それが一般的になると、ネット上に仮想のスタジオがオープンします。
1時間いくら、うちのスタジオならプラグインこれだけ使い放題、セッションをレコーディング+ミックスして後日データを送るなどなど、いろんなサービスが生まれるでしょう。
その仮想スタジオでセッションをしたい人は、まず特定の時間にスタジオを押さえ、メンバーを募ります。
○時からどこそこのルームでセッション、この曲とあの曲できる人はエントリーしてね、楽器はこれとあれ……などと募集要項を仮想スタジオのBBSなどに貼っておくか、SNSでアナウンスします。
応募者が来たらその中からメンバーを選びます(プロフィールから動画などに飛んで演奏レベルをチェックする、などして)。
そうして、当日その時間になったら仮想スタジオに行き、自分が選んだメンバーとネット上でセッションします。
リーダーの権限で、そのセッションをオープンにすることもできるでしょう。
オープンにすると、世界中の人がセッションを見に来ます。
コメントしたり、投げ銭も個々に入れられるようになるでしょう。
また、そこから別のセッションにスカウトがあったり、リアルな活動へのお誘いもあるでしょう。
世界中のレコード会社のスカウトマンが密かに観ているということも考えられます。
また、今のライブ配信者のように、ネットセッションの投げ銭だけで生活するミュージシャンも出てくるかもしれません。
もちろん、荒らしや嫌がらせも横行するでしょう。
嫌いな人のセッションにエントリーしておき、わざと行かないとか、セッションをハッキングしてノイズを流すとか……
そうすると、またそういうのに強いスタジオが現れたり……
そのときに必要なのは、前にも言いましたが英語のスキルです。
5G時代にネットミュージシャンを目指す人は、楽器と英語を今からちゃんと勉強しておきましょう。