ずいぶん前ですが、YOUTUBEにミニレッスン動画をたくさん上げていたことがありました。
これからはYOUTUBEが来る! と言われていた頃です。
その後実際にYOUTUBEの時代が訪れたわけですが、僕はその前にレッスン動画を全部消しました。
ひとつはレッスン動画が必ずしも教室への導線にならず、むしろ足を止める原因になっていると思ったから。
もうひとつは、YOUTUBEの時代が来たとき、自分は絶対に勝てないと確信したからです。
僕の読みは当たっていました。
2019年夏の時点で、YOUTUBEはもう完全に飽和状態、そもそものYoutuberに加えて芸能人がどんどんチャンネルを開設し、人気をかっさらっています。
有名ミュージシャンのチャンネルはまだまだ少ないように思えますが、それも時間の問題でしょう。
そんな世界で戦って勝てるわけがありません。
また、YOUTUBEは規約がコロコロ変わることでも昔から有名です。
ある程度の人気を博したとしても、なにかのきっかけで一発BAN、あるいは広告の収益化ストップという可能性も大いに考えられます。
実際、2019年6月に規約が変更され、話題となりました。
今後いっそう厳しくなっていくでしょう。
今回は侮蔑的な内容に対してですが、今後著作権についても急に規約が変更される可能性は大いにあります。
YOUTUBEで戦って勝つためには、TVタレント並の知名度と、5年10年先の社会を見通せる千里眼、そして面白いコンテンツを制作する能力が必要となります。
一方で、ギター教室の運営にはそんなものは要りません。
もちろん、工夫や努力は必要ですし、競合もわんさかいますが、2019年現在のYOUTUBE界隈に比べるとまだぜんぜん勝ち目はあります。
岡田斗司夫氏が言うように、もう数年後にはYOUTUBEは有名人しかいなくなるでしょう。
その次のメディア(恐らくもっと体感的なもの)がたぶん5Gの普及で出てくるんでしょうが……僕はやらないでしょうねえ。
今のYOUTUBE動画撮影・編集よりもっと金銭的、体力的に消耗するでしょうし、そうなるとクリエイターも消費者もネットに疲れてリアル回帰する人が増える気がします。
今でもその傾向がありますしね。
むしろその時のためにリアルの環境をしっかり整えておいた方が逆にこれからの高度なネット社会を生きていけるような気がします。
脱SNSはその一歩でもあります。