Blue Mitchellのファンクアルバム「Many Shades Of Blue」をあんまり期待せず聴いてみたら、お! と思えるほどかっこよかったです。
まず全体の音が迫力があってカッコイイ。
以前聴いた「Grafitty Blues」とは比べものになりません。
全ての音がガツンと前に出ていて、しかもコンプで潰した感じもなく、生々しさもちゃんとあります。
中でも一番びっくりしたのはハイハットの音です。
ハイハットがここまで生々しいアルバムを聴いたことはちょっとありません。
そもそも僕はドラマーじゃないしエンジニアでもないのでハイハットの音なんてそこまで気にして聴いていませんが、このアルバムを聴いて一番最初に気になったのがハイハットの音でした。
ドラマーやミックスやってる人は聴いておいて損はないでしょう。
ただ、スネアはなんか後ろに引っ込んでますが……。
5曲目の「Golden Feather Bird」のギターの音もちょっとはっとする感じで良かったです。
それにしても、73年にリリースした前作「Grafitty Blues」が音も演奏もイマイチだったのに、74年リリースの本作は見違えるような出来映えになっています。
よく聞くと演奏内容はそんなに変わりませんが、音が違うだけでこんなにも印象が変わるんですねえ…。
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