先日横浜ギター教室にて、生徒さんの70年代のテレキャスを弾かせてもらいました。
テレキャスは久々だったので、あれこれとピッキングを試していると、ひたすらソフトに弾く方がいい音がするとわかりました。
ストラトのように芯のある音を出そうとすると逆にテレキャスのいい成分が逃げて、音が雑になってしまいます。
ソフトピッキングといってもただただ弱く弾くのではなく、親指に芯を通し、人差し指でピックの柔らかさを出すのがベストです。
そういえば昔シンラインを弾いていたときそんなピッキングをしてました。
この辺は新しいピッキングの応用でフォームをつくれます。
別にストラトや他のギターではソフトピッキングがダメというわけではありません。
ただ、ソフトピッキングの意味が違ってくるんですよね。
今回弾いたテレキャスではソフトピッキングにすればするほど角が取れてテレキャスらしい甘さが出てきました。
同時に、普通はソフトピッキングにするとダイナミクスも落ちるのですが、テレキャスでは落ちません。
全部が全部そうではないでしょうが。
ということは逆に言えばテレキャスではダイナミクスの幅を作りにくいということでしょう。
ストラトの場合、ソフトピッキングにするとダイナミクスががっつりと落ちるので、演奏に幅が出ます。
そういえば、ダイナミクスを効かせるギターを弾く人は、メインであんまりテレキャスを弾きませんよね。
ピッキングでちゃんと表現できる人は自然とテレキャスを選ばないようになるのでしょう。
ストラトはもうちょっと技がいりますからね。
これを読んでいるテレキャス使いの人は、その辺のことを研究してみてはいかがでしょうか?