音楽ではよく、「ライブじゃないと分からないことがある」「ライブと動画や音源は全く別もの」といったことがよく言われます。
確かにそういうケースもありますが、個人的には半々ぐらいだと思います。
ライブが音源の100倍いいと感じたバンドもあれば、会場の雰囲気や憧れのアーティストがそこにいるという興奮を除けば音源や動画とそんなに変わらんという場合もあります。
また、ムラのあるアーティストの場合、ライブが全然よくなかったということも多々あります。
会場によって音も全然違いますし、いくら本物がそこにいるとは言え、豆粒大にしか見えないと逆にストレスに感じることもあります。
音楽ではないのですが、個人的に一番強烈だったのは、タイでムエタイを観に行ったときのことです。
たしかラチャダムヌーンという有名なスタジアムで、リングサイドの一番いい席を取りました。
格闘技観戦自体はじめてだったので、ワクワクしながら試合を待っていたのですが、実際観てみるとロープが邪魔で選手がよく見えなかったり、リングサイドって下から見上げるのでアングル的に観戦に適していなかったり、さらにタイ人ってわりとちっちゃいので以外と目の前で観ると迫力に欠けていたりしてがっかりしました。
しかもクソ暑いし……
TV観戦の方が快適だし迫力あるしハイライトも観られるしで100倍いいなとつくずく思い、それ以来格闘技観戦は一度もしていません。
ちなみに、相撲は生で観て面白かったので数回観に行きました。
音楽のライブも多くの場合、自宅で映像を見ている方が快適だし音もいいので、年々行かなくなっていますね。
高いし……
まあそういった「生がいいか映像で十分か」といったことも実際行ってみないと分からないことなので、何にせよ一度はライブで見ることをおすすめします。
その上で「映像の方がいいなあ」と思ったらそれでいいと僕は思いますが。