ジャズ中級者がさっさと卒業した方がいいことがあります。
それは、テーマ遊びとオウム返しです。
テーマ遊び
ある曲のソロでも別の曲のテーマをちょろっと入れる遊びです。
ある程度レパートリーも増え、アドリブにも慣れてくると必ず一度はこれをやるようになりますが、いつまでもやってると結構恥ずかしいです。
こういったテーマ遊びは、子供っぽいいたずら心や、承認欲求や、功名心などエゴが先だってしまうので、そこから芸術的な深みに到達するということはありません。
さっさと卒業してオリジナルを目指しましょう。
オウム返し
これも中級者によく見られます。
バッキングのとき、ソロイストが弾いた特徴的なフレーズをオウム返しにする手法です。
はっきりいってこれほどうっとうしいものはありません。
例えば誰かと話しをしていて、相手が自分の言葉を逐一オウム返しにしてきたら「こいつ馬鹿にしてんのか?」と思いますよね?
それと同じです。
このオウム返しもやはり、承認欲求や対抗心などが見えてくる子供っぽいプレイだと思います。
バッキングでオウム返しばっかりを狙っている人は、演奏云々よりももっと自分の心を成長させた方がいいでしょう。
上記ふたつがレベルの高いことだと思っていた人も要注意です。
これらはジャズにおいては悪い意味の通過点ですから。