まだ若いうちはなんとか正解を引き当てようともがきます。
例えば、ふたつのバンドで活動していて、どっちに本腰を入れるのが正解か?
小説なら新人賞を粘り強く狙って出版社からデビューするか、さっさと電子書籍で個人出版してファンを獲得していくか。
などなど。
僕もそうやって正解を見極めて引き当てようとずっとしてきましたが、この歳(2018年で40歳)になってわかったことは、正解というものはなく、継続したことが正解になっていくということです。
継続したら正解に”なる”のではなく、”なっていく”のです。
例えば僕は2008年頃からギターの奏法を研究し発表するということをしてきました(ギタリスト身体論の刊行が2009年)。
今年で10年になりますが、ようやく奏法研究が僕のギター人生の正解に”なってきた”という感覚がうっすらとあります。
最初は驚きと共に受け入れられ、すぐにやっかみ(?)から足を引っ張られ中傷され、それでも続けているといつしかアンチは鳴りを潜めて「奏法研究ならこの人」と名前が挙がるようになっていました。
また、横浜ギター教室の生徒さん曰く、「ギター ○○」で検索したらだいたい僕のブログが上位に来るそうな。
では10年前にこうなることが自分で分かっていて「これが正解だ」と奏法研究をはじめたかというと、全然そんなことはありません。
10年継続してきて、ちょっとずつ正解になってきた感じです。
まあでも継続したことが不正解でもそれはそれでいいんですが。
若い人はなんでもいいのでピンと来たら10年ぐらい継続してみましょう。
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