2017年秋ぐらいから横浜ギター教室の予約が急に増え始め、忙しくなってきました。
と同時に、ようやく自分の考え方(ギターの奏法、音楽論、などなど)が認知されたという実感が湧いてきました。
単純に予約が増えたからというわけではなく、あちこちから聞こえてくる声、リアクションを総合的に判断し、そう確信しています。
もちろん、ギタリスト身体論を出版した2009年からも僕を評価してくださる方は多かったのですが、それが形となり、確信に至るまで8年かかりました。
まあ僕の場合メディア露出は一切なく、教則本の執筆と反比例して音楽活動を減らしていき、今は全くしていない状態なので遅かったと言えるのかもしれませんが、それでもやはり一人の人間が業界や世間に認知される時間はそれぐらいだと思います。
一番難しいのは、ぶれないことです。
もちろん考え方は変わっていきます。
それはそれで仕方ありません。
しかし、芯はぶれるべきではありません。
僕の場合はまず脱力、身体操作、そして音楽のおおらかさをきちんと認めること、あとは批判精神。
そういったことはできるだけ固持するようにしてきました。
そこらへんもある程度認知につながっているのではないかと思います。
例えば僕が身体操作や脱力を無視した何かを発表したら読者はがっかりしますよね?
8年経ってもギタリスト身体論と同じことをやっていて、さらに進化しているというところに人はついてきてくれるのではないかと思います。
そういった芯をひとつ見つけることが活動の手がかりになるのでしょう。
ちなみに僕は芯を見つけるまで15年ぐらいかかってますが(それまでは海外含めあちこちでプレイしていました)。
これからもギターレッスンのためにギターを研究し、音楽を楽しみ、批判するべきところはびしっと批判してやっていこうと思います。