横浜のギター教室に来られる生徒さんは、比較的よその教室に不満があり、そこをやめてから来る方が多いです。
何が不満だったのかを訊くと、あそこがこう、ここがこうと結構詳しく教えてくださいます。
おそらく、誰かに不満を吐き出したかったのでしょう。
もちろん僕はその不満を全部ちゃんと聞きます。
しかも、いやいやではなくちゃんと真面目に聞きます。
なぜかというと、教室において生徒さんが嫌がること、辞めてしまうようなことのリサーチができるからです。
これはギター講師にとって宝以外のなにものでもありません。
例えば、僕がやったことが生徒さんにとって嫌なことで、その結果相手が辞めてしまったとしましょう。
おそらく何かが気に入らなかったんだろうなと予測はできますが、どんぴしゃでこれがダメだったと突き止めることはほぼ不可能です。
どれだけ誠意をつくしても本音で「ここが嫌だったからあなたの教室を辞めた」と答えてくれる人はいないでしょう。
ですが、既にやめた教室の先生のグチはわりとさらさら言ってくれる人が多いです。
おそらく「前の教室ではこういうレッスンでそれが嫌でやめた。だからあなたも同じことはしないでくれ」というメッセージもこもっているのでしょう。
そういったグチをしっかり聞いておくとギター講師として、あるいは教室のシステムとしてやってはいけないことが見えてきます。
また、そうやってリサーチを続けていくと、一人の生徒さんが嫌がることは他の生徒さんも嫌だということがわかってきます。
うまい話や成功話などは運やその人の力量もあるので応用できないことがほとんどですが、グチは誰でもすぐ応用できます。
それをやらなければいいだけですからね。
ではギター教室で絶対やってはいけないことは……
それは最高機密なので絶対に教えられません。
教室やってる人はまず生徒さんのグチをちゃんと聞くことから始めましょう。