横浜のギター教室で教えていると、よく生徒さんに「自分は才能ないのでしょうか?」「音痴(リズム音痴)でしょうか?」と訊かれます。
あるいは逆に「自分には才能がありますか?」(あると言ってもらえるのを期待して)と訊いてくる人もいます。
僕はほぼ全員に「普通」と答えます。
才能があるわけでもないわけでもなく、普通だと。
まず才能があれば僕のところになんか来ません。
もうすでに自分の音楽で何かやっているでしょう。
次に、音痴だとか極端にリズム感がないということもありません。
なぜならすでに楽器を持って1曲2曲弾けているからです(仮にガタガタで人前で弾けるレベルでなくても)。
本当に音痴だったりリズム感のない人は絶対に1曲弾けません。
というか、そもそもそういった人は楽器をやろうと思わないだろうし、もっと言うと音楽を聴いて楽しいと思わないでしょう。
だからまだ1曲も弾けなくても、音楽を聴いて楽しいと思い、自分でもやってみたいと思える時点で音楽的に普通です。
楽器をやっている人の99.9%の人は普通です。
残り0.1%の人は才能があります。
これを読んでいるあなたは間違いなく99.9%の普通の人なので、変なことに悩まずに普通に努力すれば上達していきます。
あとは努力の内容と時間次第でしょう。