八幡謙介ギター教室in横浜講師のブログ

ギター講師八幡謙介がギターや音楽について綴るブログ。

ミュージシャンを目指す若者はラジカセを一個持っとけ


八幡謙介ギター教室in横浜

ラジカセとはそもそも、ラジオとカセットを聞くためのオーディオデヴァイスです。

CDが出るとCDラジカセ、MDが出るとMDラジカセなどに進化します。

全盛期は…90年代までですかね。

2000年以降生まれの人はたぶん知らないでしょう。

今またカセットが流行ってるらしいので、意外とみんな知ってたりするのかも…。

で、これの何がいいのか?

 

・中古なら安く買える

・古いモデルは音が比較的ナチュラルな可能性が高い

 

という点です。

かといって、お金がないといいスピーカーは買えません。

最近のデスクトップスピーカーは比較的安いけど、音が今の音源に合わせて作られているのであまりおすすめできません。

そこで、なけなしの1万円で最新のデスクトップスピーカーを買うなら、もっと安く一昔前のラジカセを買って、AUXでスマホにつなげばちょっとはましな音で聞けるんじゃないかと思いつきました。

昔のラジカセ(それこそCDも聞けないやつ)でも、意外とAUX端子ぐらいはついてたりします。

あと、イコライザついてたりとか。

一般の人には全く必要ないものになっているので、ヤフオクとかメルカリを漁れば相当安く手に入るんじゃないでしょうか?

 

注意すべきは、ラジカセの年代です。

意外と今でも製造してたりしますからね。

今売ってるやつは、音に関してはどうかわかりません。

もしかしたらデスクトップスピーカーみたいなキンキンの音になっているかもしれませんね。

80年代~90年代までの機種で探しましょう。

なぜこの時代かというと、

 

  • まだ製造業に勢いがあった
  • コンプで潰す音が流行っていない(その音を綺麗に再生するように作っていない)

 

と、今と比べてナチュラルでいい音を綺麗に再生するために作られているからです。

もちろん、”比較的”ですし、機種によって低音に特徴があったり、ドンシャリ気味だったりと、いろいろです。

とはいえ、スマホよりましなことは確かでしょう。

ひとつ気を付けたいのは、古いラジカセで今の音源を聞くと、確実に「音が悪い」と感じることです。

試してはいませんが、たぶんそうなると思います。

しかし、それで大丈夫です。

だって、今の音源って音悪いですからw

音が悪いものをナチュラルに再生したら音悪く聞こえますよね?

悪いのはあくまで音源の方であって、ハードではありません。

ということは、当然いい音を再生すればいい音に聞こえます。

まあ、その辺の実験も含めて、昔のラジカセを持っておくと新しい発見があるかもしれません。