ミュージシャンと付き合いたい(友人、恋人、知り合い問わず)人はこういうところに気を付けるといいよ、という点をまとめてみました。
ミュージシャンは言うまでもなく、音楽や音(音響)の専門家です。
アマチュアでもびっくりするぐらいの知識と経験を持っている人も多いです。
素人がちょっとかじった程度で太刀打ちできるものではありません。
ですから、自分も専門的な知識を持って話を合わせようとしなくて構いません。
人によるかもしれませんが、実はミュージシャンは音楽に全く興味のない人と一緒にいる方が落ち着きます。
普段から楽器の演奏や音全般についてパンクするほど考え、努力している上に、音楽仲間と飲んだりすればめんどくさい音楽談義が始まり、いつまでも終わりません。
そんなとき、音楽の話以外で盛り上がれる友人がいれば非常に助かります。
それが恋人なら、まるでオアシスのような安らぎを感じることでしょう。
ミュージシャンは専門家ですが、つい専門家ならではのマニアックな捉え方をしてしまい、一般的な音楽ファンの感覚が失われてしまいます。
また、それに対しても自覚的な人が多く、プロほど楽器もやっていない一般の方の素直な感想を欲しています。
ミュージシャンを前にして音楽的な意見を言うなんておこがましいと思うでしょうが、「なんとなくこう感じる」といった感想はありがたがられます。
ミュージシャンといえばチャラ男の代名詞ですw
しかし、それはステージ衣装にある種のドレスコードがあるせいかもしれません。
有名歌手のバックバンドともなれば、ムサい格好をしていては迷惑がかかります。
意外と好きでチャラい格好をしているわけではなかったりします。
そこらへんも分かってあげましょう。
ミュージシャンというだけで羽振りが良いと思っている人がまだまだいますが、99%の人がお金ないです。
まともな機材揃えるだけで何十万とかすぐにすっ飛んでいきますからね。
そこらへんの懐事情を分かってくれる人とは付き合いやすいです。
付き合いや顔つなぎでライブに来られても、意外と嬉しくありません。
本当に聴きたいのなら行く、そうでないなら行かない、と態度をはっきりさせた方が意外と喜びます。
社交辞令だけで「行く行く!友達誘ってみるね」とか言って気を持たせるのはやめましょう。
「行けたら行く」もいらないです!
行けないときは「無理っぽいかも、ゴメンね」と断られた方が客入りの正確なシミュレイションができるのでありがたいです。
音楽には、バンドや歌手以外にもいろんな業種があります。
僕みたいなレッスンプロ、音楽書籍のライター、レコーディングエンジニア(CD作ってる人)、PA(ライブ会場で卓をいじってる人)などなど。
また、プレイヤーでも、メディア露出の多いバンドマンもいれば、基本バックバンドばかりの人、小さな箱(レストランとかバー)でしかやらない人、などなど。
ミュージシャンとしては、自分がどういう業種か分かっている人とは付き合いやすくなります。
説明するめんどくささがないので。
もちろん、十分に経験がある人は別ですが。