先日購入したYAMAHA THR10xの意外な効用をご紹介します。
と、その前に、僕はYAMAHAさんの回し者でもなんでもありません。
僕みたいなもんに天下のYAMAHAからオファーが来るはずがありませんしねw
まずTHRの簡単な解説から。
ギターアンプとしては、モデリングされたアンプ・タイプが数種類、それに高品質なエフェクターが数種類あり、それらをメモリーすることが可能です。
また、オーディオ・スピーカーとしても秀逸で、解像度の高い音でお手持ちの音源を再生してくれます。
デスクトップに置きやすい形状でもあり、卓上でオーディオ・スピーカー兼ギターアンプとして使うのがベストです。
このTHRと一般的なアンプの使用感の違いを比べてみましょう。
一般的なアンプ
・アンプが置いてある位置まで行かなければならない
・スイッチを入れ、つまみをいじらなくてはならない
・真空管の場合、暖めなければならない
・エフェクターを使う場合、いちいち繋がなくてはならない
と、場合によっては発音まで数分から数十分かかることもあります。
一方、THRはどうでしょう?
THRの場合
・手を伸ばせば届く位置に置ける
・スイッチを入れ、パッチをタップするだけでエフェクトを含めたベストな音が一発で出る
簡単に言うと、「弾きたい」と思ってから発音までがめちゃくちゃ早いんです。
いつも座っている位置から手を伸ばしてスイッチを入れ、パッチをタップし、発音まで10秒かかりません。
そのおかげか、以前よりギターを持つ時間が格段に増えました。
以前は何かをギターで試そうと思っても、アンプのスイッチ入れて、真空管を暖めて……と考えるだけで気持ちが萎えてきたのですが、THRならすぐですからね。
その結果、以前よりも奏法についての発見が増えた気がします。
インスピレイションを得た瞬間を逃さずにギターで確認できるので。
THRを買って最初は、音の良さに感心していましたが、こいつの真のポテンシャルは、発音までの時間の早さにあると改めて知りました。
これほど買ってよかったと心から満足できた機材は久々ですね。
……と、なんかYAMAHAの回し者っぽい記事になってしまいましたが、興味ある
人はぜひ楽器店で試奏してみてください。